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アンティークのキャビネット。
1920年代頃のアメリカ製です。
黒をまとった一台。
頭上にはペディメントなどの装飾がなく、キャビネット部分が四角くこしらえてあることで、クラシカルモダンな雰囲気が漂っています。
装飾は少なめですが、天板したのガドルーニング(丸ひだ飾り)や、ガラス部分のグレイジング(曲線的な〝さん〟)、扉脇の変形八角形の飾り縁、そしてカップ&カバーシェイプの脚に、アニマルフット・・、正統的な装飾が要所にしっかりとほどこされていることで、家具は建築的なまでに端正な佇まいとなりました。
ひきだしは一段仕立て。 たっぷりとした面に、ドロップハンドルの真鍮取っ手がふたつ。 外観や黒を引き立てる役割を果たしているこの取っ手もまた良いです。
アールデコと、そしてビクトリアンのテイストが上手くブレンドされた素敵なキャビネットです。
画像は食器棚としての実例となっていますが、本棚にしてもいいですね。 天板がフラットなどで、トップに小さなテーブルランプを載せるなど出来、意外と重宝そしてデコレーションが楽しめます。
どんな家具にも似合いそうですし、このキャビネットが仲間入りすることで、空間にドラマチックな雰囲気が生まれそう。 室内も、梁のある漆喰壁でも、大胆な壁紙を張った個性的空間でも、コンテンポラリーな集合住宅でも似合います。
材質はウォールナットかと思います。
天板はたっぷりとしたモールディング仕上げ。下に角度が付いていて、きれいな出来栄え。
ガラス扉のフレームも幾重にもなったモールディング仕上げ。 取っ手はブロンズのドロップハンドル。元々は鍵が取っ手の仕様でしたが、鍵がなかったので、こちらで雰囲気の合うものを鍵穴を使って付けました。合わせて、開閉はボールキャッチ式といたしました。
扉のガラスは、アンティークらしく揺らぎがあります。 棚板は二枚で、高さ調節は出来ませんが、どちらも取り外せます。
台座も、本体にふさわしいしっかりとした作りがされています。
ひきだしは組み木仕上げ。
前脚はカップ&カバーとアニマルフットで、後ろは半曲線を描いたフット。
後ろはストレートです。
曲線や面取り成型されたH字型のストレッチャーが付いています。
色はディーラーの手によるリペイント。 墨のような上品な色味です。マットな質感。 縁や角、オーナメントの盛り上がっているところにペーパー掛けがほどこしてあり、木肌が顔を覗かせた様子がこなれた風合いです。
裏側は塗装されていません。
しっかりとした状態です。
ランク【E】
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