フレンチアンティークのワークテーブル

アンティークのワークテーブル。

19世紀後半頃のフランス製です。

横長天板の一台。

年月ですっかりと古びて、何とも言えない風合いを醸し出しています。

天板はざっくりとしたパイン素材で、田舎風。
ですが脚に注目すると、曲木仕上げされたストレッチャーが脚とニーホールにあしらってあったり、
さらに足元にももう一本渡されたストレッチャーはアイアンであったり、そのアイアンの端は花モチーフのオーナメントで目隠しされていたりして、
デザイン性にも富んだ、なかなかに珍しいテーブルであることがうかがえます。

そんなテーブルですので、カントリースタイルのキッチンや空間にも似合いますし、
工業テイストの家具や古道具との相性も良いですし、
アンティークレースやリネン、フリンジの垂れたテーブルランプなどと合わせたブロカントやフレンチチックな空間に置いても、かえって面白くなるほどです。

意外なほどに、どんなモノを載せてもすっととけ込ませてくれる、懐の深さを持ったテーブルです。

カフェテーブルのようにして使ってもいいですし(白いリネンカバーのチェアを合わせもきっと素敵)、コンソールテーブルやデスク、作業テーブルとしても。

広々としたキッチンでしたら、こんなのを作業台として活用してもいいですね。時おりここで軽食を楽しんだりして・・・。

ショップ空間にもおすすめしたい一台です。


材質はパイン。

天板は無垢板がはぎ合わせてあります。
端だけ木目の方向の違う板が、組み木仕上げでジョイントされています。反りを防ぐ目的だったかと思いますが、楽しい表情に。*しかしながら、経年で反りとクラックが生じております。画像でもご確認いただけます。この状態でしっかりとしており、普通にご使用いただけます。

脚は全体的に艶感のあるすべらかな仕上げになっていて、天板とのコントラストが面白いです。
虫食いの痕がところどころにありますが、大昔にいた虫ですので今はその虫食い穴をお楽しみいただけたらと思います。それこそ虫食い加工をしたかのように感じられるような均一的な痕です。

アイアンストレッチャーの端の目隠しは、鋳物製。
あいにく片一方が外れてしまっています。取り付け金具も無くなっていて、ぐらぐらしていましたので、こちらでアンティークのワッシャーとナットを使ってしっかりと修正いたしました。

サイズ
H72.5cm/W100cm/D54cm

ニーホール/W63cm

脚の奥行/54cm

*希少品としての価格設定をさせていただいております。