フィレンツェのビューローキャビネット

こちらの商品はSOLD OUTしました

商品コード：SC108

フィレンツェのビューローキャビネット

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アンティークのビューローキャビネット。

19世紀末(もしくは20世紀初頭頃)のイタリア製。

伝統的な型押し技法による装飾とはまた違う仕上がりですが、こちらもフロレンタインウッド(フィレンツェ家具)。

ドーム形のトップに、鏡張りの扉、そしてひきだしを備えたデスクセクション・・・、クイーンアンの様式美を汲んだデザインをしています。

それだけでも端正ながら、こちらは赤レンガ色をまとい、ブーケ模様を随所に携えていて、フロレンタインのエッセンスとロマンが詰め込まれた、唯一無二の素敵な素敵な佇まいとなっています。

ブーケ模様は、サイドパネルにも、デスクセクションの内側にも描かれています。
リーフモチーフの枠の中を、イエローマスタードが染めて、そこに大らかにハンドペイントされたブーケ達・・・。
何とも贅沢でロマンチックな仕上げです。

あるだけで物語ってくるかのよう。
内装の一部にもなってくれるこんなキャビネットで、お部屋やお店づくりをぜひお楽しみください。

ドーム形のトップは、わずかにですが〝ひさし〟のようにせり出したモールディング仕上げ。
湾曲もしていて、こんなところからも丹念な仕事ぶりがうかがえます。
屋根の天辺は、お化粧板が張ってあり、経年でクラックが数本見られるのですが、アンティークの自然な風合いがあります。目立たない場所ですし、ここからボロボロ剝げ落ちてくるようなこともありません。

扉は鏡張りで、裏面は棚と同じ色で塗られた板張り。
鏡は、銀引きが年月で変化して生まれた雲紋もしくはマーブル模様のような景色となっていて面白いです。とくに下方。
中の棚板は、高さ調整は出来ませんが、取り外しが出来ます。
中は石膏質の塗料で塗装されています。たまご色の良い色味です。

デスクセクションと上置きは、二分割仕上げされています。
現在は上置きがそのまま載っている状態ですが、裏側から金具で左右二か所をジョイント出来ますので、ご注文時にオーダーフォームのメッセージ欄などよりお申し付けください。費用はかかりません。

デスクトップですが、後方に一本クラックがあります。(画像でもご確認いただけます)　壊れてくるようなものではありません。

扉とデスクのフラップには鍵穴があり、鍵が取っ手にもなる仕様でしたが、買い付け時には鍵は無い状態でした。
上手く差し込める鍵が入手出来ましたが、オリジナルではないのと鍵穴も年季が入っているせいか、何かのはずみで開かなくなったりと、普通に機能しません。
鍵を鍵穴に差し込んで引っ張ると、取っ手のようになってくれますので、ロックはせずにお使いいただければと思います。固定の取っ手と違い引っ張る度にグラグラした感じがありますが、オリジナルに近いこの状態でご提案させていただきます。
*鍵穴の下に雰囲気の揃うアンティークの取っ手を取り付けることも出来ますので、お申し付けくださいませ。こちらも費用はかかりません。

基本色は、赤レンガと前述しておりますが、ダークレッドと言った色味。木造家屋の外壁にも用いられるような、落ち着きある良い赤色です。
裏側も同じ色で塗装してあります。

モールディングの縁は金彩されていて、赤とのコントラストが何とも良いです。

ブーケ模様は枠も含めて手描き。

最終仕上げで、家具全体をダークカラーでエイジングしてあります。年月による深まりもあり、落ち着きや奥深さが出ています。
塗装の剥がれもところどころにあり、下塗りの石膏肌や木肌が顔を出しています。

ひきだしの中にはフィレンツェらしい紙が敷いてあります。

しっかりとした状態です。

*正面からの画像では、家具が少し傾いて写っていますが、カメラの立ち位置(レンズの角度)によるものです。実際には水平が出ておりますのでご安心くださいませ。