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こちらの商品はSOLD OUTしました
アンティークのソファ。
1910年代頃(あるいはそれ以前)の、イタリアはフィレンツェの工房で手掛けられたものです。
たっぷりとした座面から、わずかに扇シェイプになった背もたれと、タブのようなシェイプの肘が立ち上がって、美しい外観を築いています。
どこかグスタビアン(ルイ様式に影響を受けたスウェーデン王朝様式)な面持ちがあります。
そんなクラシカルなフォルムは、ターコイズがかった水色と、シクラメンピンクと言った色濃くて鮮やかなピンクの刺繍をまとっています。 中世的なパターンですが、色調や質感からはフォークロアな印象も受ける・・そんな張地のソファは、独特でお洒落な雰囲気を醸し出しています。
年月を経たフロレンタインのウッドフレームの、渋さと華やかさの両方の味わいも、ソファの雰囲気作りにひと役買っています。
ローバックのためか、一見チャイルドチェアのようにも見えますが、ゆったりとしたシーティングスペースがあり、実際には座り心地も良いです。 レディソファ・・・、そんなような位置づけになるかと思います。
コーディネートが大いに楽しめそうですし、お部屋もいちだんと素敵になりそう。 色のある空間でボヘミアンに、黒と合わせてシノワズリーに。シャビーシックな空間に置いても。
背もたれのフレームには、トップに細工されたファイナルがあしらってあります。 巻き付けたリボン装飾もありますし、シートレイルにはロータスモチーフも装飾されています。時代があるので、どの装飾も繊細で立体感があり美しいです。
アームは、先端がスクロールしたように仕上げてあります。アカンサスモチーフの装飾も見られます。
脚は、4本ともミゾ彫りされたテーパード(先すぼまり)シェイプ。
色は金彩仕上げ。フロレンタインならではのゲッソという焼き付け石膏塗料の上に、金箔ゴールドで彩色がほどこされています。年月で大方がブロンズ色にほど近い深まりを見せています(脚と裏側は、ゴールド味が感じられます)。 また、ちょっとした塗装の剥がれもあり、石膏肌が顔を覗かせたところもあります(とくに脚)。 すべてが面白い味わいになっています。
張り地は、ニードルポイントの生地らしく肉厚。裏側は無地です。きれいな状態です。 エルボーパッドも共布なので、本当にチャーミング。
座はコイルスプリング仕上げ。 クッションにはたっぷりと詰め物が入っていますが、座っても沈み込みは少ない方です。硬くはありません。
背が程よく支えられる感じで、良い掛け心地です。長時間寛ぐソファではありませんが、お茶や読書のシーンに活躍してくれそう。 しっかりとした状態です。
商品数:0点
合計(税込):¥0