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ビンテージのベンチ。 1920-40年代にかけての頃のフランス製です。 ネオクラシカルな一台。 座面はニードルポイント(刺繍)。 広々とした面いっぱいにほどこされた刺繍は本当に素敵。 それに贅沢です。 色味もいい。 ビターなチョコレートブラウンに、ベージュ系統のリーフ模様。そこにローズレッドがアクセントに入って、シックかつ華やかです。 脚は軽やかにオフホワイトをまとって。 おそらくリペイントかと思いますが、お洒落な雰囲気に仕上がっています。 ベンチを超えた、優雅な長椅子のような佇まいです。 壁に寄せてみたり、ベッドの足元にセットしてみたり、あるいはリビングでソファの対面に配してみたり(ソファはクラシカルなものの他に、モダンなものでも似合いそう)、ダイニングテーブルの一辺にこんなベンチを配してみるのもいいですね。 玄関ホールや、ショップ空間にも。 張り地は、裾が飾り紐であしらわれています。 ニードルポイントには、カーキグリーンやアイボリーなども見られます。 またニードルポイントは、比率で言うと少ないですが、模様の輪郭線となるようにところどころに糸目を飛ばしてあります。 座は、あまりクッション性はありません。 ウッド部分はマホガニーかと思います。シートレイルや脚の付け根に手彫りで花モチーフがあしらってあります。 脚は先端がスクロールした猫脚。全体的に仕立てがきれいです。 ウッド部分の色は、石膏質の塗料で重ね塗りされています。 脚元には擦れが見られたり、ちょっとした塗装の剥がれが数箇所にあります。 ミゾになった部分は少し色味が深まってもいます。 しっかりとした状態です。
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