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ビンテージのフィギュア。
シカゴの『Marbella Art Craft Co.』製。 1930年代後期か40年代初期のものです。
アールデコの時代に人気を博した、装飾用の小型彫像。
中でも彫刻家達がこぞって手掛けたのが、すらりとした長い手足を持ち、優雅でドラマチックなポーズをとる女性像。
こちらもまさにそんな時流に乗った作品。 舞台でスポットライトを浴びる歌手あるいは女優でしょうか、衣装と一体になったポースがとても美しく、スタイリッシュでもあります。
ブロンズが主流の彫像の中、本作品はチョークウェア(石膏のうえに石灰を含む塗料でハンドペイントを施した作り・仕上げ)。 アールデコの婦人らしい顔も、チョークウェアだからこそ活きてきているように思います。お化粧をした様子もまたチェークウェアの中で映えています。 そして何より、パール色に輝く衣装が素敵です。光の当たり方によって、様々な陰影や質感に変わるところも素晴らしいです。
クラシックモダンな雰囲気の家具や空間にとっても良く似合いそう。
どこから見ても美しいです。
中は空洞ではないため、ずしりとした持ち重りがあります。
肌は、明るい肌色。 頬は上気したような濃いピンクに染めてあります。 手の平や肘、脇のところは、肌色ピンクで彩色してあります。
衣装は、ウエディングドレスのようなシルクの光沢を感じる、パールホワイト色。アイボリーがかっています。
パール色のところは艶があるので非常に少ないのですが、それ以外のところには塗装部分に生じたクラックが見られます。 いずれも髪の毛ほどの太さですし、ここからボロボロと剥がれ落ちてくるようなものではありません。
向かって左の衣装の袖付近に、線状の短い塗装の剥がれがあります(画像でもご確認いただけます)。
ベースの後ろ側と、衣装の片袖にそれぞれひとつ、ちょっとした欠けがあります(画像でもご確認いただけます)。
ベースの裏側には滑り止めのフェルトが張ってあります。
少ない数で手掛けられたもののようで、現存数を思うと希少品かと思います。
商品数:0点
合計(税込):¥0