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アンティークの壁掛けミラー。
1920年代頃のイタリア製です。
球根のように膨らんで、そして渦巻いたアカンサスが、オーバルのフレームの中に閉じ込められています。 バロック時代のモールディングのような、重厚で彫刻的なひと品です。
もともとは金彩がされていましたが、フレーム側面に10㎝弱ほどですが皮を剥いだような削れ痕がありましたので、その部分を木工用パテで補修し、全体をチョークペイントの白で塗って仕上げました。 石膏質になったことで、彫刻的な雰囲気がさらに増しましたし、それこそモールディングのような建築的な面持ちにもなりました。
殺風景に感じる壁面にもし表情を加えられたいのであれば、こんな質感のミラーなどいかがでしょう。
そこそこの大きさがありますので、両脇にブラケットやスコンスなどをあしらっても素敵です。
フレームは木製。 装飾の部分は、石膏と木粉を合わせて成型したものかと思います。
塗装はマットな質感。 装飾の奥まった部分のところどころは、もとのゴールドが顔を覗かせるようにして仕上げました。奥行きが感じられます。
ときおりクラックが見られますが、塗装(もとの金彩)に生じたもので、表面的なクラックです。ボロボロと剥がれ落ちてくるようなことはありませんし、古い建築の壁やモールディングのようで、えって魅力があります。
鏡は、鏡の銀引きが年月で酸化して生まれた黒い点や筋があります。また、銀の剥がれもあります。(画像でもご確認いただけます)。銀引きならではの変化が味わい深いです。 厚みがあり、像の歪みもありません。
裏には壁掛け用のワイヤーが一本付いています。 裏張りのクラフト紙がおおかた破れていたので、同じような紙を張って仕上げました。その際、ワイヤーも新しく交換しました。 横掛け出来るように、ワイヤーを付け替えてもいいですね。
商品数:0点
合計(税込):¥0