アンティーク版画の額「ハンプトン・コート・ブリッジ」

 

1830年代頃のプリント画を、アメリカのギャラリーが1960年代頃に額装した作品です。

 

絵はロンドンの「ハンプトン・コート・ブリッジ」を描いたもの。四部作あるうちの一枚です。

画家はウイリアム・トンブレソンというイギリス人。

 

単色刷りもありますが、こちらはアップマーケット向けのカラープリント仕上げ。
浮世絵のような技法で手刷りがされています。
鮮明で濃い色調で、きれいなプリントです。

 

ブリッジとのタイトルですが、橋が画面に占める割合はとても小さく、その代わりにテムズ川と小路が前面に出ている、そんなハンプトンコートの切り取りは、絵を眺める者をいにしえのロンドンの水辺にいざなってくれます。

 

絵はハガキほどの大きさで、繊細な線のリーフモチーフに囲われて、美しくて上品。
ラッパ状になった金縁にぴったりです。

 

一緒に写っているのは同じ画家の作品で、別ページにて販売中です。
二枚を一緒にするとバランスが良くなりますので、大型家具や扉、窓の脇に掛けられてみてはいかがでしょう。

単体でしたら、テーブルやチェストの上に、立て掛けたりもしてデコレーションされてみてもいいですね。

 

鏡やシェルフ、スコンスなんかと組み合わせたりもして、ウォールデコを存分にお楽しみください。

 

 

額は木製。
内側にはビージングがされていて、気持ちがいいリズムです。

 

色は金箔ゴールド。
仕上げに黒っぽい石目(飛沫のように細やかな)が散らしてあります。
経年によるシワ感や色味の深まりも少し感じられます。

 

 

裏側には壁掛け用の小さな金具がひとつ付いています。

 

そして裏側ですが、もとのクラフト紙はおおかた破れていましたので、こちらで新しくクラフト紙を張って仕上げました。
その際、前のクラフト紙から切り取ったギャラリーのラベルを上から貼りました。