CALIFORNIA買い付け紀行 vol.1
アリゾナから帰った翌日からは、いつもの南カリフォルニアでの買い付け。
シャビーシックなものや、フレンチスタイルのお洒落なものは
アリゾナでも多かったのですが、
クラシカルなのだけど、それだけにとどまらず、
ハラハラもさせられるような・・・・、
そういった独特な雰囲気のものは
ハリウッドのおひざ元とあってか、カリフォルニアのほうがやはり多いかなと感じました。
(アリゾナとカリフォルニアとで、
Kioにとってはバランスのいい買い付けになったと思います)
オーナーのマダムも個性的なディーラーで買い付けたキャビネット。
ハリウッド映画音楽の作曲家の家からの出物とのこと。
マダムは、私が何かひとつ決めるたびに
「ああっ、もうっ」と声をあげ、手を振り上げてはらう仕草をします。
大喜びしてくれてるのですが、
すごいしかめっ面までするので、可笑しいのです(笑)
ここに来る前に買い付けたフィレンツェのテーブル、
車内では、安定のため逆さまにして毛布のうえに置いてあったのに、
積み込みのときにこれが目にとまったみたいで、
ほとんど地味な裏側部分しか見えていない状態にもかかわらず、
「ちょっと、もうっ。なんて素敵なテーブルなのよ!」って、、、、、
けれど私にはマダムがいい加減なことを言ってるようには思えず、
テーブルがどんな雰囲気なのか、きっと分かったのに違いあるまい、と(笑)
「フロレンタインのテーブルなの」と言うと、しかめっ面で大きく頷いて、
かかってきた電話に出るためにウエアハウスに戻って行きました。
ここは前回はじめて来たところで、まだ二回目。
「日本で再販をする」というと、
ディーラーは、税を抜いたりなどしてプライスダウンしてくれることがありますが、
ここのマダムは卸売り価格にしてくれるので、
そのままの値段なら無理なものでも買い付けられ、
お陰で今回もなかなかのモノ達を手に入れることが出来ました。
またしかめっ面されそうだけど(笑)(もちろんちゃんと喜んでくれながら)、
マダム、ありがとう!
ところ変わって、LAから一時間ほど離れた観光地。
町に一軒だけあるアンティークモールに
こんなのがありました。
19世紀イタリアの陶製ストーブです。
なんて素敵!!
フランスのお城からの出物とのことでしたが、
カリフォルニアにやってきたのは映画で使うためとかかしら・・・・・?
手の出ない値段でしたが、
もし店にあればお客さま感激してくれそうだし、
欲しい方にはものすごく喜ばれそう。
こんなのも扱えるようになりたいです。。。
ルネサンススタイルのドレッサー。
これもフィレンツェのものです。
「スペシャルなドレッサーを見つける」と心に決めて
アリゾナからずっと探していて
ついに・・・!と思ったのですが、
こちらも値段が合わなくて・・・。
同じくフィレンツェのこんなデスクが買えたので
ミラーと合わせて、ドレッサーに仕立ててみることにしよう!
カリフォルニアでも素敵なモノ達との出会いがあったことに
感謝です。
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