お届け日記『19世紀のチェスト、終の棲家へ』
19世紀のチェスト。
ビクトリアンな雰囲気漂う佇まいもですが、
長い歳月の間に塗装に生じたクラッケルの模様・・
・・自然のものなのですが、模様と呼んでしまいたくなるような・・
が本当に魅力的。
こちらを大変気に入られて、
その時は他のお品にされたのですが、
二度目の時にはすでに心に決められていたのか、
「やっぱりこの子を・・・」と、
再会を喜ぶようにしてお求めくださったお客さま・Tさん。
ご自宅のガーデンで育てたお花をドライにするところから始めて、
それらを使ったフラワーアートの創作活動をされています。
今日はそんなTさんのお家へのお届け日記です。
向かった先は滋賀県。
少し早く着いたので、
「まずどのお家か、先に確認させていただこう」ということになったのですが、
ひときわ素敵なお庭が目に入った時、
「きっとあそこだよね!」と夫とふたりテンションがあがりました。
ジャンクなものを鉢にして、
元気な植物たちがぴったりな場所に配置されたガーデンは、
そこ自体もTさんの作品なのだと思いました。
地元の農家さんに譲って貰ったという道具もサマになっていて、
真似してみたくなりました。
「ちょっと前までのバラの時期は良かったんですよ」とTさん。
たしかにそれも見てみたかった。
でもこの時の、イキのいい色んな緑が集った様子、
こちらまでシャキッとさせてくれるほどにみずみずしくて、きれいで、
とても気持ちが良かったです。
チェストは「とりあえず・・」ということで、
一階のTさんの工房へ。
ドライになったお花やハーブのにおいが大好きなのですが、
ここは深呼吸したくなるほどでした。
Tさんが丁寧にお花に向き合っていらっしゃる・・
そんな緊張感や空気感まで宿っているような・・・
チェストはそのうちに二階の自室へ運ばれるそうなのですが、
この空間にもしっくりと!
Tさんもさっそく喜んでくれました。
一度目の時も二度目の時も、
何とも言えない眼差しをTさんはこの子に向けられていましたが、
今回お家にお邪魔して、
この子を好きになって下さったはずだ!と思いました。
出会いはまるで奇跡のようだけれど、運命のようでもあり・・・・・
自分にふさわしい場所に行けて、
チェストもチェストできっと嬉しく、
そして深呼吸も出来て、すっかり寛いだ毎日を送っていることではないかしら。
Tさん、本当にありがとうございました!
公開が遅くなってごめんなさいでした。。。
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