お客さまのお家紹介
ウォールデコレーション 名古屋のマダム編
「やっぱり壁には何か飾りたいですねえ」
先日お客さまとそんなお話になりました。
家具が揃ってくると、
重心がどうしても下にさがってきます。
そんなとき壁面に何もないと、なんだか殺風景ですし(それが美しいときもありますが)、
壁面に“何か”があると、空間のバランスってぐっと良くなるんですね。
そんな美しいバランスを求める気持ちと、
あとなんだろう・・
これもときどきお客さまと話題になるのですが、
壁に掛かったモノ達で囲まれていると、なんだかほっとなるんですよね。
壁を飾ることの深いところには、そんな本能的な理由もあるのかもしれません。
けれども素敵な壁面ってもう、理屈抜きに眺めていて楽しいし、
幸せな気持ちにさせてくれますよね!
名古屋のマダムが素敵なお部屋画像を送ってきてくれました。
(冒頭よりマダムからの画像です)
マダムの壁面のデコレーション、いつもため息が出ます。
(壁面だけではありませんが。。)
そしてもっとやりたい気持ちが、ぐぐぐーっとわいてきます。
店の内装もだいぶ落ち着いてきたので
なんだかんだ延び延びになっていた二階の住まいにいよいよ本格的に取り掛かるのですが、
名古屋の部屋のときのような住み心地の良い空間をまた作っていきたいです。
もちろん壁面も素敵になるように!
マダムのお部屋画像を眺めてたら、なんだか切実にそう思えてきました。。。
マダム、素敵な画像と刺激をどうもありがとうございました!
*ところでマダムですが、
クラシエから新発売された『アレデル』のCMに出演されています!
「あのひと、名前なんだたっけ?」
というセルフを喋っているのがマダムです~。
お客さまのご新居 愛知県高浜市・Mさん
お付き合いをさせて貰っているうちに
お家を建てられるお客さまもいらっしゃいます。
今回ご登場いただくMさんご夫妻もそんなお一組。
お二人ともインテリアが大好きで、
それまで住んでらしたマンションは、じっくり吟味してこつこつ集められた家具や照明で
センスの良いしつらえがされていました。
年代にしてもデザインにしても、“好き”の幅が広いお二人ですが、
ぶれない軸をお持ちだなあと常々感じていて、
以前に「クラシックなんだけどモダンなんだけど、それだけじゃなくて、
プラス、どこか“ざらつき”や色香のあるものが好き」
そんなようなことで意見一致したことがあるのですが、
それなのかなあ・・なんて思います。
Kioからもそういった雰囲気のものたちを
これまでに沢山お求めいただきました。
そんなお二人から
「家を建てることになりました。
瓦だって好きだからどんな外観にするかすごく悩みますが、
でもアンティークが似合う家にしたいと思っているんです」
そう聞いて、
どんなふうに作っていかれるのか、
とっても楽しみでした。
そして出来上がったご新居、
このような外観となっていました。
新区画の土地だったので、けっこう手前でナビの案内が終わってしまったのですが、
遠目にこのお家が見えたとき、
夫と「すごくいい家があるね。 あ・・・、ぜったいあの家だよ!」と。
M邸は、プランニング段階で私たちが三重に引っ越してしまったため
以前ほどお会い出来なくなってしまい、
建具など内装のお話は聞いていたのですが、どんな外観かまでは知りませんでした。
でも間違いないだろうと。
当たったこともですが、
区画のなかでいちばんいいと思ったお家がM邸で、嬉しかったです!
この日は、リビングにシャンデリアを、食卓にペンダントランプをお届け&設置。
↑二台のソファも以前にKioでお求めいただいたもの。
フィレンツェ家具やテーブルランプなどもリビング用にお持ちなのですが、
お子さんがもう少し大きくなられるまでの間は「ストックルームで保管です!」とのこと。
梁天井に、漆喰塗りの壁、踏みごたえのある天然木の床。
そしてキッチン側にはアンティークレンガがふんだんに使ってあります。
玄関土間にも天然石タイルが張ってありました。
「素材だけはこだわろうと思って・・・」と奥さま。
M邸の室内の空気、驚くほど軽くて柔らかだったのですが、
まず漆喰、それに床もレンガも入れたぜんぶの素材が貢献しているんでしょうね。
レンガ張りの厨房は、油でべたべたすることもなく、手入れがすごく楽なのだそう。
(そういえば北海道の木村さんのお家の厨房も、アンティークレンガだったなあ・・・)
Kioでお求めいただいたウォールランプ。
レンガの壁に合わせる“何か”をお探しだったお二人が直感で選ばれたのですが、
すごく良く似合っていて、感激でした。
「職人さん達も気に入ってくれたのか、
昼間でもなぜかこのランプだけはいつも点けてお仕事されてたんですよ・笑」
と、奥さまが施工中のエピソードを聞かせてくれました。
オーダーメイドの扉のアイアンワークも、
職人さんが鍛治仕事で手掛けました。
良い素材が集まって、この山荘のような内装となって、
そしてそれが「アンティークが似合う家」にもなっていて・・・・・
↑洗面室も素敵でした。
お子さんがもう少し大きくなられたら
本格的に部屋づくりをしていくのが楽しみだとおっしゃるご夫妻。
また良かったらKioにも見に来てくださいね!
Mさんご夫妻、今回はご登場いただき本当にありがとうございました。
そして公開がものすごく遅くなってごめんなさい、、、、
北海道へ おおきな原野の小さな家
6日から8日まで、お客さまを訪ねて北海道を旅してきました。
釧路空港でレンタカーを借りて走ること一時間。
標茶町(しべちゃちょう)の牧草地帯に佇む、黄色い壁のコテージに到着。
お客さま・木村ご夫妻のお家です。
家具職人のご主人と、今はガーデン作りに専念する奥さまが、
35年の歳月をかけて築かれた、内も、外も、すべてが手作りのお住まいです。
インターネットでKioを知っていただいたのがきっかけで、
かれこれもう7年くらいのお付き合い。
「良かったらいちど遊びに来てください」
メールやお電話で暮らしの様子を断片的に聞いて、ずっと気になっていた木村邸。
三重の里山に移転してそれはますますのものとなっていた矢先、
思ってもないお招きをいただいて、
今回の訪問となりました。
ガーデンに面したリビングには、造形も質感も美しいご主人作の家具が置かれています。
そこに仲間入りしている、Kioからのフロアランプ三台。
「夜になるのがすごく楽しみ」と言っていただけるほどのお気に入りになってくれていました。
この子などは「この螺旋階段のために出てきてくれたみたいだ!」と大満足いただいています。
しかしです!
この階段こそがすごいのです。
こちらまでご主人がひとりで作られたのですから!
床も、昔の学校の体育館の床を剥がして、お二人で張ったのだそう。
使い勝手がよくて生活感のこもった、素晴らしいキッチン。
アイランドも流し台も、ご主人作。
珍しい木製のコーヒードリッパーも、旋盤細工によるお手製。
ご主人が焼いてくれたシナモンロールと、スコーン。
実はご主人、今月15日からご自宅の空間を使ってカフェをオープンされるのです。
シナモンロールとスコーンも提供されるのですが、
シナモンロールは華やかなシナモンの香りがいっぱいで、生地は味わうほどにしみじみ美味く、
スコーンは小麦粉の風味も食感も抜群で、
どちらも私のストライクでした。
この空間と眺めが付いてくるんですものねえ。
紅茶だけでなくコーヒーもポットで供されるので、
ゆっくりと過ごすことも出来ます。
住所は最後に記しますが、
地元の方はもちろん、
北海道へお出かけの方、観光から離れた・・でも北海道の自然やぬくもりにひたることの出来る・・
木村さんのカフェへぜひお立ち寄りになられてみてはいかがでしょう!
二階のゲストルーム。
ベッドもぜんぶご主人作です。
「どれがいいですか?」と、奥さま。
選べるんだ!と、わくわくしました。
真ん中と迷いましたが、なんとなくフィーリングで右端のベッドに。
もとからのシーツやカバーを外して、
ゲスト用のリネンでベッドメイキング。
奥さまと一緒にやったのですが、すごく楽しかったです。
そして、Kioでお求めいただいた二台のソファと再会!
なかなか見ることの出来ない木工家具とクラシック家具の素敵な競演に感動でした。
ソファは他のゲストの方からも大好評なのだそう。
もちろん木村ご夫妻もお気に入り。
「Kioさんで買い逃して悔しい思いをしたソファがまだあるんですよ」
家具工房を営みながらも
アンティークが大好きだと言ってはばからないお二人が
素敵だと思いました。
ソファの対面の壁には、Kioでお求めいただいた5灯のブラケットランプが。
大理石のパウダーを混ぜたという、質感だけじゃなく色味も絶妙の漆喰壁に、
しっくりとけ込んでいました。
木村家の飼い猫・あやめちゃんが、二晩とも添い寝に来てくれました。
くずかごもKioからのものです。。
階段室のブラケットもKioでお求めいただきました。
お家は、旧校舎の教員住宅をベースに
古い農家や旧国鉄の宿舎の柱やレンガ材、
学校の体育館の床など
捨てられる運命にあった古材を使って
改築したもの。
漆喰がぴたりとはまって、
まるでイギリスのカントリーハウスのよう。
そしてバスルーム!
私の夢の空間がそのままカタチになって目の前に現れたものだから、
もうたいへん。
(私の悲鳴のような声を聞かされた木村さんもたいへんだったかと。。)
さいきんお求めいただいたピンクシートの椅子がぴったりでした。
見た目の方が勝って合理的でないイメージが強いホテルタイプのバスルームですが、
「洗い場を作らないお風呂の方が、水で家を傷めないんですよ」と木村さん。
「大丈夫。鹿しか覗きに来ませんから」と、木村さん。。
薪ストーブはリビングにもう一台ありましたが、
「これだけでじゅうぶん暖かいのよ」と奥さま。
北海道の冬、
ほんとにこれ一台で大丈夫なんだろうかと思ってしまいますが、
このお家はなんとガラスが4重(!)になっていて
そのお陰で断熱効果にとても優れているのだそう。
それは夏場にも言えていて、
私の滞在中は本州の夏のような気温だったにもかかわらず、
室内は締め切っていても冷んやり感じられるほどでした。
「家のランニングコストがあまりかからないですよ」と。
二日目は奥さまとガーデン散策したり、
ガーデンのポリジの花やミントを摘んで、二人で砂糖漬けを作ったりして過ごしました。
こんなことが今の場所に越してきてやりたかったことなのに、
目の前の仕事が優先になって、なかなかじゅうぶんには出来ないでいる。
でもそこを少し・・、仕事の制約をちゃんと受け入れながらも時間を作って、
暮らしの彩りをもっと豊かにしていきたいと思いました。
「今はガーデンがキャンバスね」
そうおっしゃるのは、長く美術に携わってこられた奥さま。
いちばんの見ごろは7月だそうですが、
色彩やバランスがとても美しくて、“絵”になっています。
キッチンガーデン。
ここで採れたビーツやラディッシュ、ブルーベリーたちも食卓に並びました。
名前を呼ぶと、いつも顔をこちらに向けてくれる、みかんちゃん。
木村邸へのびる白樺の並木道は、
自生した苗木を集めて木村さんが作りました。
長い時を経て、こんな素敵な小道になったんですね。
私たちもこれからも作っていこう。
木村ご夫妻、
色んなことを学ばせて貰ったり、
温かいおもてなしと楽しい時間を、
本当にありがとうございました!
家具工房北欧舎
cafe & showroom
北海道川上郡標茶町北片無去313番地
津市 Mさんのお家
お部屋紹介で何度かご登場いただいたことのある名古屋のマダム。
じつは津市にとても仲の良いお友達がいらっしゃり、
移転を機にご紹介いただいたのですが、
なんとも有り難いことに
そのお友達の方にも今ではKioをすっかりご贔屓にして貰っています。
今日はそんなマダムのお友達、Mさんのお家のご紹介です。
まずは寝室。
< ナイトテーブル、テーブルランプ、聖母子の絵、壁飾り Kioでお求めいただきました>
後ろを向くと、こんなコーナーが。
<ミラー、コンソール、燭台型ランプ、ブックシェルフ、手前の椅子など Kioでお求めいただきました>
フレンチシャビーなテイストが好きだとおっしゃるMさん。
そこへ、黒やシノワズリーを大胆にミックス。
このコーディネート、ほんとにお洒落です!
さり気なくに作り込まれていて、色香や質感があって、
パーソナリティも感じられて・・・・、
外国のお洒落部屋のよう。
ファッション画はマダム額装です!!
香港で買ったキャンドルホルダーに似合いそうとのことで
ひと目ぼれしてお求めいただいたブックエンド。
ほんとにぴったりです!
そして・・・・・・・・
フラワーデコのシャンデリアが仲間入り。
あらたにお求めいただいたのを、先週末取り付けにお邪魔してきました。
「やっぱりいちばん気に入ったのを選んで良かった!」
はじめは大きさのことが心配材料としておありでしたが、
そんな言葉が聞けて、私たちもすごく嬉しかったです。
ミラーへ映り込んだ様子が楽しめるのも、シャンデリアの醍醐味。
そしてカーテン脇には、シェルフがついたミラーがあらたに仲間入り。
窓横の小さな壁を活かした素敵なデコレーション。
真似したくなります。
このデコレーションはマダムもお得意ですが、
壁の二面にモノを飾ることでかえって奥行きが感じられます。
ミラーに合わせて額絵の配置換えをされたMさんから、お写真が届きました!
そしてMさんのお部屋の向かい側にはお母さまのお部屋もあるのですが、
お母さまのお部屋もまたお洒落です!
Mさんとはまた違うフレンチチックな空間。
<グリーンのボード、手前の絨毯、ハンガースタンド、テレビ台、ナイトチェスト Kioでお求めいただきました>
キューピッドもシャンデリアの日にお持ちしました。
コンテナ入荷時にお求めいただいたマリア様や女神像がきれいに並べられたオープンシェルフに
飾り付け。
「ほんとうにねえ、マリア様たちに毎日すごく癒されてるの」嬉々としながらお母さま。
ほんとに何よりだと、嬉しく思いました。
Mさんのお家、リビングもお洒落なのですが、
長くなってきましたし、せっかくなのでまたの機会にお届けしたいと思います。
Mさんの存在は移転するずっと前からマダムから聞いて知っていたので
Kioの移転先が津に決まったとき思ったのが、
「Mさんのお家の近くになって、マダムもびっくりされるだろうな」ということでした。
それがいまMさんとこんなお付き合いをさせていただくようにまでになり、
なんだかとても不思議に思えます。
これもマダムのお陰・・・・・
マダム、ありがとうございます!
そして今回はMさん、お母さま、
Kioダイアリーを素敵に飾ってくださりどうもありがとうございました!
お客さまのお部屋 横浜市Eさん
今日は横浜市にお住いのEさんのお部屋紹介です。
Eさんも7年8年ほど前からKioをご愛顧くださっています。
名古屋時代にはいちどご来店いただいたことも。
ときどきお部屋の写真を送ってくださり、
前々から掲載をお願いしたいなあと思っていたのですが、
なんとなくタイミングを逃すこと数年、、、
先日絨毯をお求めいただく機会があり、
今回やっとのことでお願いが出来ました。。
<絨毯、シャンデリア、2台のテーブルランプ、赤いキャビネットをKioでお求めいただきました>
Eさんのお部屋は、北欧のモダン家具の割り合いが多いです。
そこに色香のあるインテリアをミックスした部屋づくりをされてらっしゃるのですが、
こんな絶妙な空間が作れるなんてすごいなあって思います。
ちなみにカーテンはマリメッコの生地を使ったオーダーなのだそうです。
「裸足になると気持ちがいい」と、
絨毯ならではの感触を喜んでくださっています。
ベッドルーム。
<ブックシェルフとテーブルランプをKioでお求めいただきました>
フィンランドによく旅をされるEさん。
クロス類はフィンランドデザインのもので。
それぞれに主張のある柄ばかりを使って、
よくこんなにしっくりまとめられたなあって、ここでも感心してしまいます。
何かアートの展示を観ているよう・・・・・
デイベッドを配した小部屋。
<シャンデリアと窓辺のテーブル、その上のテーブルランプ Kioより>
お部屋づくりを始めるにあたって、
「ダーク」がEさんのなかでキーワードだったのだそう。
フィンランドの森、
そんなイメージなのかな。
デスクルーム。
<ペンダントランプ Kioより>
デザインと生活感がとけあっていて、いい感じ・・・・
北欧モダンとクラシカルのミックス部屋を作られてお客さま、他にもいらっしゃいますが
皆さんそれぞれオリジナルな雰囲気が出ていて素敵なんです。
多様に広がってもいける、良い組み合わせなのでしょうね。
Eさん、独特なのにモダンな、素敵な空間実例を見せてくださってありがとうございました!
そして公開が遅くなってごめんなさい。。。
お客さまのおうち 東京都Iさん
東京都世田谷区にお住まいのIさん。
7年ほど前、
Kioが名古屋の店舗だったころですが、
お友達(そのかたもKioのお客さまです)と一緒にご来店いただいたことがあり、
それ以来ずっとご贔屓にして貰っています。
宮廷スタイルやネオクラシックのものをよく選んでいただいていますが、
その中にはハリウッドっぽさ漂うものも。
そんなIさんが、先日お部屋の写真を送ってきてくれましたので
お願いをして今日はそちらを掲載させていただくことに。
この空間は家具から小物まで、すべてKioでお求めいただいたものでしつらえられていました。
ベースはどれもクラシックなのに、ハリウッドぽい彩りがあると、
デザイナーや俳優など海外のアーチストの部屋のような雰囲気になりますね。
リビング。
海外生活もおありだからなのか、Iさんのおうち、日本じゃないみたいです。
壁面装飾もそうですが、家具でレイヤードをつける空間づくりとか。
ミニマム空間でなく、
マキシマムな空間であっても、空間に広がりを感じさせる、
そんなしつらえが出来ることをIさんが教えてくれました。
肘掛け椅子、リビングボード、円形ガラスの小さなテーブル、二台のテーブルランプを
Kioでお求めいただきました。
夜の感じ。
こちらもKioでお求めいただいたもの達がいくつか集うコーナー。
そしてこちらも・・・・。
セクション分けされたダイニングもいいですね。
「食堂」と呼びたくなります。
ニードルポイントの椅子も素敵だなあ。
(こちらはKioでお求めいただいたものではありません。念のため。。)
Iさんのお家、
たとえばもし30年後に見たとしても、「きれいだなあ」って思うんだろうなあ。
“自分のスタイル”を見つけること。
それは美しいことでもあるし、
長く付き合えるものを選ぶことは、詰まるところエコにも通じていく・・・。
よく考えることなのですが、
Iさんのお家を見ていたらそんな考えがまた頭に浮かんできました。
Iさん、今回はご協力どうもありがとうございました!
冒頭のコーナーの、夜の様子。
奈良へのお届け日記
Kioの前の街道、165号線。
東は津の市街地まで、
そして西は伊賀や奈良を抜けて大阪まで続いています。
そのため関西方面からの通りがかりのお客さまが多いのですが、
ゴールデンウィークのときもたまたま通りがかった奈良のご家族が
ちょうどお探しだったと言うことで、
どちらも大きいにもかかわらず、キャビネットとソファをひと目惚れでお求めくださいました。
そして先日の定休日、
お客さま宅のある奈良県宇陀市までお届けに行ってきました。
せっかくなのでどこかでお昼をと思いネットで検索すると
一軒のインドカレーのお店がヒット。
エスニック料理はなんだか奈良らしいし(と昔から勝手に思っている)、
口コミでも評判が良く、
それに他の店を見ていても、そのカレー屋さんのことが何故か頭から離れず(笑)、
そこに決めました。
お邪魔したのは、宇陀市にある『宇UDDA陀(うっだ)』さん。
民家をオーナーさんご自身が改装したお店なのですが、
入口のしつらえからして独特。
行きは165号からではなく、美杉や御杖村の深い山のなかを通るルートで来たので、
やおよろずの神様のいるところにたどり着いたような感覚になりました(笑)
カレーはスパイスがしっかりとしていて、複雑な味で、おいしかったです。
マスターも神秘的なまなざしなのに、関西ノリもある、不思議な感じのかたでした。
そしてお客さまのお家へ。
眼下に町が広がる山腹にあり、ロケーションにまず感動。
室内も、ご主人のおじいさまが切り出したという地元産の木材が
床や腰壁、階段などにふんだんに使われていて
木の質感や感触が目にも足にも気持ち良かったです。
キャビネットはキッチンの食器棚に。
ビューローキャビネットなのですが、このようにデスク以外の目的で使うお客さまも多いです。
もともとキャビネットの中は明るいグリーンで塗装されていました。
「ここは木の色味のほうがいいなあ」「じゃあ自分たちで塗り替えよう」とおっしゃってたので、
サービスで剥離だけさせて貰ったのですが、
落ち着いた雰囲気になって、お客さまも「このまま使います」ととても喜んでくれました。
キャビネット自体も、すごい嬉しい!と何度も歓喜の声をあげて気に入ってくださって。
ほんとに良かった・・・!
↑キッチンリフォームを考えている私にとって、ヒントのつまった素敵なコテージキッチンでした。
ソファは、シェーズロング。
設置が難しいアイテムですが、腰壁があるからなのかすんなりとけ込んでくれて、
まるで前からあったかのようにご主人とお子さんが並んで座ってお喋りが始まったり、
ワンちゃんもやってきて、
ご家族皆さんに自然に受け入れて貰えて嬉しかったです。
これ、座だけじゃなく、シートクッションにもたっぷりとした詰め物で包まれたスプリングが入っていて、
掛け心地が何とも良くて、店頭でも大好評でした。
末永くお楽しみください・・・。
帰りは165号線で。
Kioまで一時間と少しでした。
宇陀ははじめてでしたが、
じつは移転先をいろいろと探しているとき、
「奈良まで視野に入れると、いいところがあるなあ」って
ネットで紹介されている感じのいい山荘や緑の景色を見て
秘かに?想いを寄せていたときがあったんです。
訪れるとやっぱり素敵なところで・・・。
今回は家具をお求めいただいただけじゃなくて、
そんな宇陀へのご縁をもたらしてくれたYさんご一家に感謝です!
本当にありがとうございました。