栗の花
白山町に来てから、色んな木を覚えました。
栗も、そのなかのひとつ。
向いの森の、少しだけ丘になったところに大きな木が何本かあり、
間近で葉を見れば分かったと思うのですが、
少し離れたところからだと何の木だか見当もつきませんでした。
夏が近づくと、小さな白い花が枝垂れ咲いて、
「ますます見たことがない木だなあ」って思いながら眺めていました。
そして秋の終わるころ。
森に入っていく所有者・Kさんの姿が。
小一時間くらいして、店の扉をノックする音がするので出てみると、
中身がいっぱい詰まったビニール袋を持ったKさんが立っていました。
「前に栗の木あるでしょう、拾ってきたんで、よかったら貰ってください」
袋を差し出しながら、満面の笑みでそう言うのです。
栗!?
そうかあ。あれ、栗の木だったんだあ。
有り難く頂戴し、
両親、いとこ、知人にもおすそ分け。
母が栗おこわを差し入れにきてくれたりして、
越してきた秋、そして去年も、栗の恩恵に大いにあずかりました。
(ちなみにKさんは市場に出荷している生産者さんではなく、
先祖代々の木を受け継いで、収穫&おすそ分け?してらっしゃる方です)
名古屋時代は、栗というと恵那や中津川など岐阜の名産というイメージだったのですが、
白山町も産地で、
あの白い花が栗と知ってから、「あそこにもある、あれもそうだし、あっちにも・・・!」、
里山のいたるところでどっしりと腰をおろす栗の木に、驚いたものです。
そして今年も白い花が咲きました。
Kさんは「よかったら勝手に拾ってください」と言ってくれてるのですが、
道行く車の目もあるし、なかなかなあ・・・・・・
ということで、今年も実りと、おすそ分けを楽しみに・・・・・・・
敷地の紫陽花も見ごろに。
これ、花びらがけっこう大きくて、
小学校でよく作ったピンクのティッシュのコサージュを思い出します(笑)
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