アメリカ買い付け紀行『ダウンタウンLA・後編』
<前回の続きです>
ディーラーのウエアハウス。
こちらはアンティーク建材をメインに扱うディーラー。
Kioの玄関ドアや、カウンターブース内の洗面台もここで買いました。
建材を増やしていく予定は今のところないのですが
ここは、NYのプラザホテルやJFK空港など、
名だたるところからの出物が多い。
(ディーラーが語るサルベージのときの話は、ちょっとした冒険談で面白いです。
モノが良いので、
それで店にぴったりそうなものがあると
無理のない範囲で買い付けてきます。
ここでしかないようなモノに出会えるのも楽しみ。
今回は入るなり、ギリシャ神話の登場人物「イカロス」のブロンズ像があり、
いきなり圧倒されてしまいました。
ハイズマン・トロフィを手掛けた彫刻家の作品とのこと。
値段にも圧倒されました。。
けっきょく、ここでの買い付けは出来ず。
でも、お隣りにある別なディーラーのウエアハウスで絨毯が手に入りました。
そこではこんなビンテージのギターもありました。
ギターの知識はゼロですが、好きな感じの子でした。
(買ってはいません)
「楽器職人が家具を作ったら、やっぱりすごく美しいのかな?」
以前に夫とこんな会話になったことを思い出しました。
ダウンタウンLAのディーラーのウエアハウス、
お次はこんなところ。
地域柄、ひょんなところからも個性的なモノが出てくるので、
期待を込めて、まわれる限り、まわります。
ランプが得意なディーラーからは、球体のペンダントランプを買い付け。
(この子たちは手荷物で持ち帰ってきて、店頭で早速ご成約となりました)
ダウンタウンLAのディーラー、まだ何軒かありますが、
モールではなくて、どこもみな個人でやっているので、
こうやって書いていても、それぞれの顔が浮かんできます。
これも縁なのでしょうね。
今回泊まったところ。
50年代に建てられたのかな。
よく見ると?モダンなデザインなのですが、あまり手を掛けられておらず、
せっかくルーバーまであしらった外観も、なんだかボロボロっとなってきています。。。
室内はきれいで、
窓が壁一面に取ってあり、それが気持ち良かった。
ホテルのすぐ先に、メキシカンたちが営む食料品店や食堂が集う小さな商店街がありました。
その中の一軒で夕食を。
(空は青いですが、これで19時くらいです)
小さな扇風機がまわる店内。
オレンジ色の花柄ビニールクロスがかかるテーブル。
パイプ椅子に座って料理を待っていると、汗ばんできます。
壁に設置されたテレビは、スペイン語の音声によるサッカー中継をやっていて・・・。
メキシコの町角にいるような錯覚になりますが、
こんなのもダウンタウンLAらしい風景のひとつ。
建物の外壁にこんな祭壇が。
メキシカンディーラーと付き合っていて実感したことなのですが、
彼ら(メキシカン)は、信仰心がすごく篤いんです。
ディーラーのウエアハウスにもこんなふうな色鮮やかな祭壇があります。
だんだんとりとめが無くなってきましたが、、
今回の滞在ではいつも以上に街にカラーやカルチャーを感じたダウンタウンLA、
自分の覚え書きにもしておきたくて書きました。
買い付け紀行もこれにておしまいです。
今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!
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