トワルドジュイの布を使って、アンティーク家具のリメイク
HPにアップをしたキュリオキャビネット。
こんなアンティークモールで買い付けました。
オーク素材だからでしょうか、
どこかフォークロアな雰囲気もあって、
そこにも惹かれました。
アンティークのオーク家具で、こういったフレンチなスタイルのものって
わりとリペイントして売り出されているものが多いので、
新鮮でもありました。
出会ったときはこんな様子。
底敷きの板は無くなり、中板の張地も擦り減ってしまっている状態でした。
どうやって出そうか・・・・・
いっそのことガラス棚にして、背板も鏡面仕上げにしてしまおうかとの案も出たのですが、
このオークの質感には合わない感じがしましたし、
この家具を見たときに、
アメリカのディーラーのマダムが得意なディスプレイで、
洋書のシーンによく出てきたりもしますが、
ドライにしたアナベルや、花びらが幾重にも重なりふわっとした感じのピンクのバラ・・・・
そんなロマンチックで野趣にも富んだ花を飾るとすごく似合いそう!と思ったんですね。
ドライだったら花はキャビネットに飾ってもきっと素敵・・・・!、
それで「だったら、じゃあクロスだ!」ってなったときに、
ストックしていたトワルドジュイを思い出し、
冒頭の画像のように完成したというわけです。
たとえば、塗装がざっくりと剥がれたものも、
それが面白い表情になっていれば、その状態を“見立て”として買い付けてきているので、
メンテナンスのメインは、本体の調整や直しなのですが、
こういった“リメイク”の余地があるものを手掛けて販売するのも楽しいです。
そこを気に入ってお求めいただくと、
なんだかビンテージの服のリメイクをしているデザイナーさんの気持ちと通じるような、
そんな喜びがあります(笑)
(ひとつの商品ラインになるくらい、ほんとはもっとリメイクものもやりたいのですが、
さすがになかなかそこまで手がまわりません。。)
今回のリメイクのキャビネット、
ほんとう、花でデコレーションしてみたら素敵だろうなあ!
トラックバック(0)
トラックバックURL: https://www.kio-deco.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/83