Kioのガーデンとファミリーツリー
Kioの敷地に、あけびの花が赤く咲いてきました。
「ここに座って、あけびで籠を編みたい」
越して来た年の秋、
訪ねてきてくれた叔母が
キョウチクトウに絡まるあけびのツルを見つけて言ったことば。
わが叔母ながらではありますが、
聞いた瞬間、なんかいいなあって思いました。
むかしからハンドメイドが好きで、
お菓子、部屋の敷物やソファカバー、そして籠・・・・
生活に関するものなら何でも自分の手で作る叔母らしいことばです。
母の父(つまり私の祖父ですが、姉が生まれた年に他界したので私は会ったことがありません)も
手作りが得意だったようで、
ときにそれは家具作りにまでおよぶこともあったのだとか。
そんな祖父に“スジ”を見込まれて、
叔母は祖父の素材集めのお供として、
小さい頃から休日になるとよく山に連れて行かれていたのだと、
後日、母が聞かせてくれました。
「へえ~。 お母さんは行かなかったの?」
「お母さんは、牡蠣とか食べる物をとりに行くときによく連れていかれたわ」
(食べ物のときか・・・・ なるほど・・・・) 笑
そんな叔母が敷地の隅っこに群生していたのを見つけて、
母と一緒に店の手前側に何株か移植してくれたオキザリス、
しっかり定着して、今年もまたかわいい花を咲かせてくれています。
オキザリスみたいにもとからあった花や、
こぼれ種で増えひろがった花、
以前の所有者さんが植えた木々、
私たちで植えたハーブやつるバラ、
鉢植えたち・・・・、
そして従姉がわけてくれたイワダレ草や、
それに「どんどん生えてくるんだったら、“かわいい”のだけ残したら、うまくいかないだろうか?!」と思いつき、
かわいくないのだけを抜いて(ごめん。。)自然の成り行きに任せていた雑草が
いよいよ良い感じでグランドカバーになってきてくれて
(お陰で、すごく大変だった草取りも年々ラクに!)、
そんなこんなで、色んな植物が花を咲かせたり芽吹いたりして、
今のKioの敷地、
なかなか楽しい景色となり嬉しいです。
↑オオデマリがいちばんの見ごろを迎えました!
これであとは東側の敷地にもっと賑やかしく花を植えて、
コテージガーデンを完成させたい。
(風に負けない花も分かってきましたし。笑)
「花だけやなくて、実のなる木も植えるとええよ!」と、ご近所の気のいいおじさん。
そう、それもやりたくなってきて!
オオデマリがある空間を果樹園&畑みたいにしたいなあ。お母さんが喜びそう。。
叔母は久しぶりにまたKioに来たいと言ってくれているみたいですが、
叔父が車の運転がだんだんままならなくなってきたため、
すんなりとは来ることが出来ないのだそう。
また迎えに行ってあげよう。
そしてカメの歩みだけど、最初の頃よりかは良くなった敷地を見て貰いたいし、
籠の編み方も教えて貰いたい。
それと、私も会ってみたかったなあって、
今になってすごく思う祖父の話ももっと聞いてみたいです。
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