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アメリカ買い付け紀行『フレンチドレッサーとマダム』

今回、フレンチスタイルのドレッサーが見つかりました。

 

 

2018102018211.JPG

 

 

これを買い付けたのは、

二回ほど買い付け紀行に記事を書いたがありますが、

喜びをしかめっ面で表現する(笑)ディーラーのマダム。

 

何度か通っているうちに

Kioのテイストもすっかり分かってくれるようになりました。

 

ディーラーとの付き合いが増えて助かるのは、やはりこういった理解が得られること。

 

 

ドレッサーを見つけて、はっと立ち止まる私にすぐ気づいたみたいで、

奥の方(マダムのウエアハウスはかなり広いのです)から、だだだーっと飛んできて、

 

「これ、まさにあなたの好みでしょう!!」と、

ドレッサーの天板をしかめっ面で二度ほど叩いて言います。

 

はたから見るとすごい怒ってるみたいですが、、

「まだおととい入ってきたばかりなのよ!あなたが今日来てくれて良かったわ!」って、

マダムは本当に喜んでくれいるのです。

たしかにちょっと変わってますが。。。

 

 

他にも面白いというか、助かったことがありました。

 

マダムのところにはウエアハウスの一角を間借りしている中国人男性がいるのですが、

たくさん入荷があったのか、今回盛んに絨毯をすすめてきてくれたんですね。

 

素晴らしいものばかりだったのですが、

どれも色味が好きになれませんでした。

 

「じゃあ、これなら好きかな・・・」と、

新たに、奥の方から引っ張り出そうとしています。

 

なかなかの商売熱心な彼。

 

長引いてしまうのでは・・と危惧していると、

「ノー!それも彼女は好きじゃないわ。 

とにかく色々見せてくれてありがとう、ハン」と、

マダムは強制終了に出たのです。。

 

ハンのブースを出ると、

「ぜんぶ見ても、あそこにはあなたのテイストの絨毯は無かった」

そうきっぱりとマダム。

 

Kioのテイストではなくても、いい物だから見ていると純粋に楽しい、

でも時間も気にしなければならない、

そんなせめぎ合いの中で、マダムの助け舟はやはり有り難かったです。

 

 

 

しかしハンからはこんなフロアランプを買い付けました。

 

 

あとマダムからこんなチェストも。

 

 

ハンドペイントがほどこされた、古い古いフロレンタイン。

 

高価なもので、Kioにとってはチャレンジですが、

前にも同じようなことを書いたような気がしますが、

一回の買い付けで、思い切ったことをひとつでもすると、

壁もひとつ越えられたような気持ちになれます。

 

 

マダムと別れ、

40分ほど離れた次の町に移動。

 

「Kioらしくて、Kioのお客さまも好きそうな、

いいモノが買い付けられた!」

 

するとエンジェルススタジアムも見えてきて、

なんだか嬉しさ最高潮でした。

 

 

 

 

 

おまけ。

 

次の町。

 

 

 

 

 

景色はいかにもアメリカな感じですが、

アンティークの買い付けをしていると、

クラシックへの愛着も深いことが感じられます。

(この町に限らずですが)

 

 

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