アメリカ買い付け紀行『ビクトリアンなもの達との出会い』
主な買い付け先のひとつに、アンティークモールがあります。
モールの規模は大なり小なりですが、
どこもブースで区切られていて、
ブースごとにオーナーがいます。
やはりオーナーのカラーが出るもので、
「ここ、すごく好き!」と思えるブースからは何点か買い付けが出来たりしますし、
たとえばですが、モノが3つしか見つからなかったモールがあったとして、
その3つは、ぜんぶひとつのブースからの出物・・・
なんてことも、ときにあります。
今回、数年ぶりに訪れたモールがありました。
ブースもけっこう入れ替わっていたのですが、
その中にウエスタン&ビクトリアンのモノを集めたブースが出来ていたんです。
↑こんな手工芸の技が光るチャイルドチェア発見。
Kioの子になりました!
↑あと、こんなガラス棚も買い付け。
今年になってからくらいかな・・
「アンティークのレースってやっぱりいいなあ」ってしみじみ思うようになり、
まだスポット的な感じなのですが、
Kioでも扱うようになりました。
レースの似合うシチュエーションについてもよくイメージするようになったのですが、
いつもまず頭に浮かんでくるのが、
“アンティークレース×ビクトリアンな香り漂うウエスタン家具”という組み合わせなんですね。
「素朴さのなかに、ロマンチックで香りづけした風景」みたいなイメージ・・・・。
そんなことを思い描くようになった中での
スペシャルなウエスタン&ビクトリアン家具との出会いだったので
ちょっと興奮でした。
ウォッシュキャビネットを買い付けるにあたっては、
このブースの中に陳列されていたレースやらカップ&ソーサーやらを使って、
雰囲気のチェック。。
そんなことをやっていると、
モールスタッフから「あなた、映画スタジオで働いているの?」と聞かれました(笑)
ハリウッドからずいぶん離れた田舎町に
ぽつんと一軒だけあるアンティークモールなのですが、
こんなところにも映画スタジオのひとが来てるってことなんだあ。
↑こちらも欲しかったのですが、中のダメージが大きかったので、見送りに。
そしてこの翌日になるのですが、
午後遅くになるまで集まりの悪い日、
最後に行ったアンティークモールで出てきてくれたのが
こんなビクトリアンな雰囲気をたたえるソファでした。
張地がどこかシノワズリーな感じがするからなのかな・・、
スタイルはフレンチですが、ビクトリアンな雰囲気のする作品です。
レースをイメージしながら集めた前日の家具たちですが、
このソファと合わせると、すごく印象的なビクトリアンスタイルになりそう・・・!
それもだけれど、
「これは!」と思えるようなソファが今回まだ皆無だったなかでの出物だったので、
この目が覚めるように素敵なソファが視界に飛び込んできたときは
感激のあまり絶句でした。
自分でも可笑しいのですが、
買い付けの現場で
素敵なモノが一箇所でいくらでも見つかる状況と、
そうではなく、何軒も何軒もまわらないと見つからない状況、
どちらかを選ぶとなったら、
後者です(笑)
これからも目が覚めるような、言葉も出なくなるようなモノとの出会いに期待して、
楽しみながら買い付けを続けていきたいです。
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