アメリカ買い付け紀行『アリゾナトリップ』
1月23日から2月2日までアメリカ買い付けでした。
序盤はアリゾナ。
ロサンゼルスからレンタカーで向かうのですが、
いつもより二時間早い飛行機で到着(AM10時)したので、
陽のあるうちにアリゾナに着くことが出来ました。
西陽に照らされた砂漠の一本道をずっと走ってのドライブは
幸せな時間でした。
ホテルにチェックインする際、日本のIDを見せるやいなや、
「アンティークのショーに来たの?」とフロントの女性に聞かれて、
びっくりする場面がありました。
聞けば、翌日から近くのコンベンションセンターで大きなアンティークショーがあるのだとかで、
きっと日本からのバイヤーも多く来ていて、
私もそんな一人だと思ったのでしょう。
しかしなぜ私はそんな情報を見落としていたんだろう・・・!
「ただショーとしか・・・。名前は分からないの」とのことで、
部屋に入ってすぐにインターネットで調べてみました。
残念ながらアンティークはアンティークでも、ジュエリーのショーであることが分かりました。
でもなんだか、さっそく買い付けの波に乗ったような感覚になり、
明日からの二日間が俄然楽しみになったのでした。
買い付け商品の第一号。
アンティークの帆船モチーフの・・・これはドアストッパーです。
「今回は小物を多く・・・」と思いながら出掛けてきたからか、
小物からの滑り出しに。
結果から言いますと、
小物は最後まで順調に集まり続け、
そのため買い付けのアイテム数が増え、
帰国後の輸入申告がいつもよりちょっとだけ大変だったという・・・(笑)
それでもコンテナ到着後に蓋を開ければ、
まだまだ思い描くようなボリュームには至らなさそう・・・と、
戻ってみてあらためて店内見回し、そんな実感に。
これからまた少しずつ、ですね。
家具ではこんなのも見つかっています。
とても好きなメーカー、
『THE HITCHCOCK』のデスク&チェア&ミラー。
1800年代初期にコネチカット州で創業。
高いクラフトマンシップで人気があるせいか、
このメーカーのものは出物が少なく(HICHCOCKを模倣したものは沢山あるのですが、、)、
たまにあると高額だったりして、なかなか手に入りませんでしたが、
どうだろう・・・10年ぶりくらいに買い付けることが出来ました。
フルーツとフラワーのステンシルがここの代名詞でもあるのですが、
よく見ると、ネイティブアメリカン柄を思わせるステンシルもあり、
アリゾナでこれと出会ったことが感慨深かったです。
男女も問わず、
幅広く素敵なコーディネートが出来る家具だと思う。
18時にはどのディーラーもたいてい仕事の片付けに入ります。
そんななか一軒、21時まで開けている珍しいアンティークモールがあり、
そこに向かいました。
バイイングを続けているうちにランナーズハイにでもなったのか(笑)、
足を止めたくなくなってしまいました。
20時を大きく回ったころ。
動き回る私を見かね、
三回目で覚えていてもくれて、
「またすぐにカリフォルニアに戻るんでしょう?
今日はもうやめたほうがいいんじゃないかな」と、モールスタッフ。
すべて夢で、さいごに夢から引き戻されたような・・・・・
そんなアリゾナ初日でした。
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