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アメリカ買い付け紀行番外編「カーメル~17マイルドライブ」後編

 

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〈前回の続きです〉

 

朝食をとって、ホテルをチェックアウト。

 

これから5時間半かけてロサンゼルスへ戻り、

ダウンタウンの運送会社さんで荷下ろしです。

 

この日は土曜日。

運送会社さんが17時で終わる日なので、

時間に間に合うようただただ帰るのみでしたが、

 

ここでも「せっかくなので・・」と、

カーメルを出るときにちょっといい道?を通りました。

 

それが「17マイルドライブ」です。

 

 

 

 

 

 

文字通り17マイル(約27キロ)続く道なのですが、

カーメルの海岸線に沿ってずっと敷かれているので、

 

ゆったりとした湾、

白い砂浜と、紺碧の海、

浜辺一面に咲く花、

 

そんな景色が繰り広げられ、

一部始終が素敵な眺めでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1860年代に乗り合い馬車の道として作られ、

車の時代が来るまでは主に

17マイルドライブの終着点「デルモンテホテル」の宿泊客の移動に使われていたのだそう。

 

ホテルゲストたちは滞在の合間にまた馬車に乗って海岸へ行き、

瑪瑙とか綺麗な石を拾って過ごすこともあったようです。

 

 

今は有料道路になっていて、10ドルの通行料金がかかります。

 

日本のスカイラインのようなものなのですが、

17マイルドライブは大邸宅やゴルフ場が建つ通りでもあるため、

彼らのコミュニティの中をお金を払って通る・・・

どちらかといえばそんな感じです。

 

 

オーナー(こんな長い道にもオーナーっているんだとびっくり)も時代の変遷とともに変わり、

『スターウォーズ』大ヒット後の20世紀フォックスや、

バブル期には日本人が所有していたこともあったのですって。

 

 

 

 

 

 

 

17マイルドライブのゲート。

 

 

 

 

ここで門番の男性に10ドルを支払います。

紳士的なひとで、ホテルのコンシェルジュみたいだと思いました。

というかきっと、このコミュニティのコンシェルジュでもあるのでしょうね。

 

(前述の道の歴史は、こちらで貰ったパンフレットに書いてありました)

 

 

 

ゲートをくぐる直前です。

 

道の端に一頭の小鹿が立っていました。

 

渡りたいのかな・・と思って車を止めると、

ゆっくりと前を横切っていったのですが、

渡る前に鹿ちゃん、小さな頭を下げてお辞儀をしてくれたんです(笑)

 

 

 

 

もちろんたまたま頭をさげたところがお辞儀に見えただけなのですが、

なんだか健気で、「ぜったいに気を付けてね」と思いながら見送りました。

 

だけど、こんなふうに車や人のことを認識しているような様子を見ていたら、

17マイルドライブは鹿にとっても安全なところなんだろうなと思いました。

 

 

 

ビューポイントがいくつかあったので、

一箇所で止まってみました。

 

 

 

 

皆さんビーチサンダルに履き替えて、準備周到。

私だけ革のローファー。。

車だってひとりだけ16人乗りサイズのカーゴバンだし、

なんだかだんだん場違いなところにいるような気が(笑)

 

 

 

 

 

それにしても

時間が流れていないような静かで、

きれいな道でした。

 

 

終盤は曲がりくねった林道になるのですが、

ゴルフ場のコースにもなっているので手入れも行き届いていて、

とても気持ちが良かったです。

 

 

 

 

 

それに17(セブンティーン)マイルドライブという名前もいいです(笑)

 

これが10(テン)マイルドライブとか

23(トゥウェンティスリー)マイルドライブだと

今ひとつぱっとしない感じがする。。

 

 

また機会があったら走りたいな。

 

そのときは、ビーチサンダル持参で!

 

 

 

 

 

 

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