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ビンテージ&アンティーク家具「Kio」の日記

チョークペイント

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Kioの主力商品のひとつ、ペイント家具。

 

半分くらいがオリジナルペイントで、

あとの半分くらいがリペイントされたものです。

 

 

オリジナルのものは、

ペイントにクラックが生まれていたり、

ところどころに剥がれが見られる状態で出てくることが多いです。

 

そういった経年の変化も含めて「面白い」と感じたものを選んで買い付けてきています。

 

中には「このクラックがあるからこそ」「今のこの質感がたまらない」、

そんなふうに、最たる決め手はペイントの風合いだったと言えるようなものもあります。

 

そういったものは、やはりもう100年くらいは経過をしていて、

それくらいオリジナルペイントをまとったアンティークの家具には魅力があります。

 

 

ではリペイントのものはと言うと、

今度はペイントのテクニックや配色が素敵なケースが多く、

こちらはこちらでやはり魅力的。

 

でも中には「どうしてこの色に・・・」とか「どうしてこの仕上げに・・・」とか

残念に思えるような出来栄えのものもあり、

そういったのにはこちらで再びペイントをして販売しています。

 

 

 

そのとき使うのが、『アニースローン チョークペイント』です。

 

 

 

 

石膏質の塗料で、文字通り石膏のような質感に仕上がります。

 

 

 

これを使うと、とにかくもう間違いがないのです。

 

なんて書くと、なんだか無難な感じに聞こえますが、むしろその反対で、

しっかりとマットに仕上がるため、力強さをも感じる個性的な雰囲気になります。

そして“付き”が美しいので、洗練されたお洒落な感じにもなるのです。

(なんかお化粧品みたいですね。。)

 

 

イギリスのブランドですが、アメリカでも大人気で、

向こうのアンティークディーラーたちも好んで使っています。

 

なので、チョークペイントでリペイントされたものも沢山です。

 

 

アメリカで5~6年前に出会い、

以来ずっとアメリカで買っていましたが、

ペンキは通関申告時に成分を明記しないといけないので輸入が大変で、、、

 

そんなとき日本にも代理店があるとのことを

なんとアメリカのディーラーが教えてくれまして(笑)、

それで調べると、津にもあるし、総代理店もまた三重県は桑名ではないですか!

 

それから津で買ったり、でもアメリカでもやっぱり買ったりしていたのですが、

先日の夏季休業中に

ずっと行ってみたかった桑名の総代理店のショップへお邪魔することが出来ました。

 

 

 

↑冒頭からの写真はすべて総代理店さんの店内。

とっても素敵な空間でした。

 

 

 

アニースローンから新発売された

ガーデン用のチョークペイントラッカー(ペンキ缶入り)が欲しかったのですが、

ちょうど店頭にも並んでいて、求めてくることが出来ました。

 

 

実はコンテナの中でたまたま運悪く荷崩れして

脚がぽっきりと折れてしまう家具が稀に(2、3年に一台くらい)出るのですが、

そんな可哀そうな子たちのストックが何台か手元にあるんですね。

 

まず手始めに、その子たちの脚を接着して、このラッカーで仕上げて、

ガーデンファニチャーに再生してあげようかと思っているんです。

 

もちろんこれらは販売はしませんが、

自分たちで使ってみて調子が良ければ、

たとえば木製のステップやチャイルドチェアなんかにラッカーをほどこして、

商品化するのもいいんじゃないかなあと。

 

 

せっかく今の場所に来たのだから、

敷地を使って出来ることをもっと探っていきたいのです。

 

そんな意味でもチョークペイントとの出会いには感謝しています。

 

 

 

 

 

 

 

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