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「アメリカ買い付け紀行」と「お知らせ」

 

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まずはお知らせから。

 

 

今回のコンテナ、

本日無事に通関許可が下りまして、

あさって23日水曜の荷受けとなりました。

 

つきましては、

いつものようにしばらく準備でお休みをいただきまして、

お披露目は、29日火曜からとなります。

 

当初は今週末に間に合わせる予定だったのですが、

台風の影響で遅れが出てしまいました。

 

店頭やメールなどでお伝えさせていただいた皆さま、

こんなことで遅れてしまいますこと

お詫び申し上げます・・・

 

 

 

さて、今日も買い付けの断片を・・

 

ときどきこの買い付け紀行に登場する

いつも喜びをしかめっ面で表現する(笑)ディーラーのマダムから

エドワーディアンのビューローキャビネットを買い付けました。

 

 

 

 

 

買い付けるにあたって

まず価格面でのハードルがありました。

 

しかしこれは、マダムがビューローのオーナーに電話で掛け合ってくれたお陰で

(このビューローはマダムが委託販売をしている品でした)、

何とか日本で販売出来る金額になりました。

 

(マダムは受話器を片手に、しかめっ面で親指を立てて、

こちらに交渉成立のサインを送ってくれました)

 

 

次に状態。

 

キャビネットの中は布張りになっていて、

かなり傷んでいました。

何しろ19世紀の布です。

 

けれどこれに関しては

「自分だったらこのまま使いたいな」と思えるような

そんな風合いでしたし、

 

それに張り替えが出来るので、

お客さまにまずこのままの状態でお見せして、

張り替えご希望ならそれに応じればいいので、

とくに問題はないと思いました。

 

 

いちばん気になったのが(細かく言えば色々ありましたが)、

サイドパネルの裾に入ったクラックでした。

 

正直、無かったらどんなに良かっただろうと思いました。

 

でも、“この一台”なのです。

 

たとえば18世紀の宮廷家具ほどには希少&貴重品ということではありません。

自宅で使っているひともいるでしょう。

けどそれでも、ミュージアムやアンティークの本で見る機会のほうが多い一台です。

それがいま目の前に、手の届くところにある。

 

いや、というよりも何よりも・・・・、

ただただ、この家具は何て可愛らしいんだろう、素敵なんだろうと、

だから欲しいと思った。

 

「これがKioをまた変えてくれるような気がする」

 

もちろん、ただKioかわいさのことだけではありません(笑)

 

これが入って、Kioが面白くなることで、

最終お客さまに喜んでいただける。

 

新しい試みをするときにはいつも頭に浮かぶことを

この時も強く思いました。

 

 

決断に長くかかりましたが、

そばで見守ってくれていたマダムに買う旨を伝える瞬間の嬉しかったこと。

 

そしておそらく私と同じように嬉しかったはずのマダム。

「Yeah Yeah!!」と言ってくれましたが、

その表情はやはりしかめっ面だったのでした。。。

 

 

 

↑マダムのウエアハウスの一角

 

 

ビューローも他の子たちも、

明日、無事に届きますように!

 

 

 

 

 

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