森の中のアトリエへ
先月のことになりますが、
画家・須藤陽子さんのアトリエ公開にお邪魔してきました。
*須藤さんとの出会いはこちらの記事に記してあります。
三重県菰野町、
御在所岳のふもと
敷地の脇に三滝川の清流が流れる
自然環境の中に須藤さんのアトリエはありました。
このアトリエ、
須藤さんの制作のためのスペースであると同時に、
須藤さんが長きに渡ってコレクションをされてきた
古今東西の人形や玩具の展示スペースにもなっています。
なのでアトリエ公開は、
須藤さんの原画とともに飾られた、
沢山のコレクションも一緒に堪能出来るという内容。
アトリエのロケーションや、建築美とも相まって、
森の中の小さな美術館に来たような、
そんな気分や時間にひたることが出来ました。
まずはデッキに通していただき、
清流を眺めながらお茶を一服。
そして須藤さんの作品とコレクションを拝観。
もう一瞬にして、
心にぐんぐん、ぐんぐんと染み入ってきました。
カタチ、色、質感・・・・
あるものぜんぶがひと塊になって
はらはらと押し寄せてくる。
どうしてこんなにときめくんだろう。
アトリエはゲストの方でいっぱいでしたが、
須藤さんが丁寧にコレクションの解説をしてくれました。
私の感情が揺さぶられっぱなしだったことも(笑)きっとお察しだったのだと思う、
こちらへの眼差しからそんなことが感じられました。
実は須藤さん、Kioにもご来店いただいたことがあり、
その時お求めくださったリモージュのカップが
フランスのドール達の愛用品のようにして飾られていました!
明治時代の久寿玉と、須藤さんの素晴らしい作品。
絵と同様に、コレクションもまた「これは須藤さんの“作品”なのだ」と思いました。
須藤さんのアトリエ。
ひとつの完全な世界。
とても楽しくて貴重な時間を過ごさせていただきました。
須藤さんにはご自宅用にペンダントランプもお求めいただいています。
「ここだけまだ照明が決まっていなかったの」とのことで、
窓際のカフェスペースへ吊り下げ。
イタリアのアイアンランプ、
この子も須藤さんのコレクションのような存在になってくれていたら嬉しいです。
須藤さん、色々と本当にありがとうございました!
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