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2020年12月

ボヘミアンシンフォニー。仕事納めの日のダイアリー。

Kioは今日が仕事納めです。

 

 

最終日には決まってカラヤン&グレングールドによる

ベートーベンとシベリウスの交響曲アルバムを流すのが

ここ数年の恒例。

 

押し迫った感じと、扉が開かれる感じ。

そんな年末年始の雰囲気にこのアルバム、とてもマッチします。

 

 

思えば今年は

あまり時節の実感が感じられないまま流れていった一年でしたので、

最後にこれを聴いてやっぱり良かったです。

 

 

 

まる一年買い付けに行けず、新しいコンテナ入荷もないなかで、

店頭やHPに集まってきてくださった皆さま、

本当にありがとうございました。

 

応援していただいているような気持ちがいつもしていました。

そしてお陰さまでこの一年を乗り切ることが出来ました。

 

 

 

「お家時間」という言葉が巷に広がり、

インテリアに凝るひとが増えた年でもありました。

 

「好きなもの(自分が心地いいと感じられるもの)に囲まれた暮らしは本当にいいですね」

こんな声を私もどれだけ聞いたでしょう。

店を15年やってきたなかで、いちばんだったかもしれません。

 

これって普遍的なところへと繋がっていく言葉ですよね。

 

 

 

タイトルでシンフォニーと言いながら

なんだか途切れ途切れの文章になり、

そのままの流れでの締めくくりになりますが・・・笑、

 

皆さま、

どうかお身体にお気をつけて良いお年をお迎えください。

 

 

世の中が明るい方向へ向かっていくことを、

心の底から願っています。



 

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久しぶりの買い付け

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アメリカの同じ地域で買い付けをしているバイヤーさんで

「卸売り」を営んでいる方がいて、

年にいちどくらい、現地の運送会社さんでばったりお会いする機会があります。

 

インダストリアルがお得意で、

運送会社さんの倉庫には珠玉の工業系アイテムが毎回集結。

 

個人的には大好きなアイテムですが、

Kioのバイヤーである私の視線は、

インダストリアルの山に時おり見え隠れする

フレンチ風の家具や、クラシカルなランプにいつも注がれておりました(笑)

 

 

さて・・・・・。

 

買い付けに行けないまま、ついに一年が経ちました。

 

在庫の見直しが出来たことを良しと思える一年でしたが、

買い付け再開目処はなかなか立たず、

 

(ロサンゼルスの入国後2週間の自主隔離が免除になったので

踏み切ろうかと思った矢先の再度ロックダウン、、、、、)

 

商品補充をどうするのか、

決めていく必要がさすがにでてきました。

 

 

そんなとき頭に浮かんだのが、前述のバイヤーさん。

 

倉庫での記憶に期待を込めながら、

電話アポを取り、

この間の木曜日にお邪魔をしてきました。

 

 

 

 

 

その方も同じく買い付けに行けていないので

在庫不足とのことでしたが、

Kioのために残ってくれてたんじゃないかしら!と思えるようなアイテムを、

けっして多くではありませんが、買い付けることが出来ました。

 

昨日HPへアップをしたグラスペンダントランプもその時のものです。

これからぼちぼちあげていきますし、

店頭にも並んでいますのでよろしくお願いいたします!

 

 

少し商品補充が出来たことも嬉しかったですが、

そのバイヤーさんの倉庫が、

雰囲気とか、明かりの感じとか、においとか、

アメリカのディーラーのウエアハウスそのもので、

現地の空気を久しぶりに吸ったような感覚になれて、

それもすごく嬉しかったです。

 

 

 

 

Kioも、お客さまからもときどき、

「外国のお店に来たみたいな感じになります」

と言っていただくのですが、

そう言ってくださっているときの気持ちが良く分かって、

 

そんな気持ちにも寄り添っていけるようにしていかなければと思えた『久しぶりの買い付け』は、

大収穫だったと思います。