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2021年2月

コテージの回想録と今。

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カントリーサイドへの移転を決意したとき、

頭の中にはけっこう具体的なビジョンがありました。

 

 

広々とした敷地の中に、

上手いあんばいの距離感で佇む、

4棟ほどの平屋のコテージ。

 

いちばん大きなのが店で、

その次に大きなのが住まい。

 

あとの二つは、倉庫と、ゲストハウス。

 

敷地は舗装されていなくて、

自然な感じで花が咲いていて、

通りから見たとき・・車で通り過ぎざまに見ただけでも・・

絵になっている、なんだかわくわくするような、

そんな景色。

 

 

住まいは小ぢんまりと、20坪くらい。

 

玄関はなくて、

ドアを開けるとすぐにエビ茶色のタイル敷きの小さな“たたき”があり、

段差も室内ドアもないまま、リビングが見通せるようにして広がっている。

 

リビングは古材を張った床で、壁紙はくすんだ緑のビンテージのもの。模様は花。

奥には薪ストーブがある。

 

リビングの奥は、寝室と納戸。

これらはリビングから伸びた廊下で分かれていて、

寝室にはアンティークのドアがついているけれど、

納戸はカーテンで開け閉めをする。

 

廊下の壁は、ダスティな水色に塗ったウッドパネル。

額絵が何枚かかかっている。

ロマンチックな感じもする古いブラケットランプもある。

 

廊下の先は、市松タイルを張ったバスルーム。

猫脚のバスタブと、陶器製の古い洗面台が備えられている。

 

 

肝心の店のことは何故か後回しにして、

住まいのことばっかり考えていたので(笑)、

今でもイメージが頭の中にしっかりと残っています。。

 

 

ゲストハウスは、猫の遊び部屋も兼ねて・・・とか、

倉庫も、ロフトを作って隠れ部屋にもしよう・・とか(笑)、

 

ああ、本当に色々と、

そればっかりを考えていたなあ。

 

 

そして、今の場所が六年前に授かり。

 

住まいは店の二階になったので、

最初の構想とは少しかけ離れてしまったけれど、

こつこつと内装作業を進めて、

イメージに近づけていっているところです。

 

でも倉庫は延び延びになっているし、

敷地だって途中だし、

まだまだなあ。。。

 

 

 

今、いちばん本当にやりたいことは何か?

 

あらためて自分に問いかけることが、この頃増えました。

 

お客さまや周りのひとと話していても

こういった話題になることがすごく多いので、

もしかしたら時代がそんな流れに入ったのかな、なんて思います。

 

私は・・・・・・

答えると、なんだ結局ずっとやってきていることじゃないって思われそうですが、、、

 

「移転を決意したときの“熱量”でもって、Kioを完成させる」、

ということです。

 

住まいも倉庫も敷地も、ぜんぶ含めたKioをです。

 

 

そうなったら気持ちのうえでもぜったいにずいぶんと違うだろうし、

楽しいだろうし、

何より良い流れに乗って、らくに進んでいけるような気がするんですね。

 

お客さまにももっともっと楽しんでいただけるはずですし。

 

 

よし。

がんばろう。

そして、なるべく早くに達成をしよう・・・!

 

 

 

写真は、8年前にひとり旅したテキサスの草原のコテージのを使いました。

 

懐かしい。

 

移転構想を練った直後に訪れたのですが、

ここでの滞在も今のKioに大きな影響を与えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

「モダン」と「デコラティブ」

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「デコラティブ」は、

Kio立ち上げの頃からの変わらないテーマ。

 

だけれどもけっして、

デコラティブ一辺倒?というわけではありません。。

 

モダンも好きなのです。

(和も好きですが、今回はちょっと横に置いておきます。。)

 

モダンを考えたときに、

モダン=ミニマムorシンプルという世間一般でいうところの図式が

私の頭の中にも無くはないのですが、

 

ただ、それだけが絶対的だとは思っていなくって、

モダンの中に、なにかこう、

「色香」のような要素があると素敵だなあ、

暮らし手のパーソナリティをいっそう感じるなあって、

そんなふうに思うところがあって、

なので色香の手段として、デコラティブはぴったりな気がするんですね。

 

 

大事なのは、人それぞれ自由だということじゃないかな。

 

だから、モダン=ミニマムという常識のようなもので括ってしまうんじゃなく、

色香や遊びを取り入れながらも、バランスを保って、美しく・・・・・・

それがKioの考えるモダンです。

 

 

かたや反対に、デコラティブが要らないと思う場面も多々あります。

 

香りのついた洗剤やトイレットペーパーとか

(すいません、これしか例えがさっと出てきませんでした。。)、

 

飾る必要が無いにも関わらず

デコレーションがされたものもありますよね。

 

 

話しがインテリアからどんどん逸れていきますが、、

 

昨年、愛猫のさくらの病気が判明したとき、

自分でも何か出来ることがないかと藁にもすがる思いと、

直感も信じて、

私は東京で「レイキ」を習得しました。

 

内容については長くなるので今回は詳しく触れませんが、

レイキとの出会いは本当に素晴らしいものでした。

 

フリーエネルギーと繋がったような感覚とでも言えば良いのでしょうか・・・・

 

講習の中で、レイキマスターの先生が、

「レイキは日本発祥ですが、西洋から逆輸入するような形で

再び日本に入ってきたんですよ」と、

そのようなお話しをされました。

 

「なので西洋人が好むスピリチュアル的要素とパッケージ化されたものも多いんですが、

私が伝えたいのは、日本古来のシンプルな手当て方法のレイキです」

そんなふうにおっしゃったんですね。

 

先生の考えには“シンプル”に対しての本質的なものが宿っていて、

私には、すとんと落ちてくるものがありました。

 

(スピリチュアルはスピリチュアルで好きなのですが、

レイキを使うにはとくに必要ないと私も思いました)

 

 

デコラティブ・・・・、つまりは飾り気のようなもの、

 

要らないときもある、

 

でもすごく要るときもある(笑)

 

だから一概には本当に言えないことだと思うんですけど、

私にとってはこんなテーマが面白くて大事で・・・・・・

 

 

というわけで、今日も自論のメモでした。。。

 

お付き合いをありがとうございました!