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お客さまのお家紹介

お客さまのピアノ教室と、モリスの鹿

三年ぶりに大阪のお客さまHさん宅へ、
家具のお届けにあがりました。

 

到着するやいなやでしたし、
手には家具を持っているにも関わらずでしたが、、(笑)
室内に入ったとたん目に飛び込んできたカーテンに
感嘆の声を上げずにはいられませんでした。

 

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ウイリアムモリスのベルベット地で仕立てられたカーテン。

小川に水を飲みにやってきたのでしょうか、
森で暮らす三頭の鹿がトレイル模様となっています。

 

あー!これに替えられたから、それでだったんだ。
ぜったいに似合う・・・・!

まだ家具を手にした状態で早々とそんなことを思っていると
Hさんにもそれがよく伝わったみたいで、
Hさん「そうでしょう!」
私「ほんとにぴったりです!」

そんな言葉を家具は静かに聞きながら、
カーテンの90度の場所に配されたのでした。

 

 

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Hさんは、この空間でピアノ教室を主宰されています。

お届けの品のキャビネットはカーテンに合わせてだけでなく、
生徒さんに出すコーヒーのカップやお菓子を載せるバッフェとしての役割も担うのだそう。

小さな生徒さんも多いHさんの教室。
子供達の喜ぶ顔を想像しながら、Hさんは嬉しそうにキャビネットを見つめていました。

 

キャビネットに載ったテーブルランプは、羊モチーフがあしらってあります。
こちらは鹿と「角つながり」ということでお求めいただきました。

 

 

幼稚園の時に習いに行っていた近所のオルガン教室。

日本建築の家の一室だけが洋間になっていて、
その洋間が教室として使われていました。
 

先生は80歳くらいの男性でした。

いま思うと洒落た方だったのですね、
キャビネットには民芸小物や西洋ドールが並び、
壁にはゴブラン織りの大きなタペストリーが掛かっていて、
「オルガン」と言うとまずそのことを思い出すくらい、
幼い私に大きな印象を与えてくれたのですが、

Hさんの生徒さん達もきっといつまでも
このピアノサロンのことが頭に残り続けるんだろうなあ。

 

 

吹き抜けにはバルコニーがせり出していて、
これもカーテンと一緒に造作されたそうなのですが、
Hさんは今年のクリスマスはここで自分のオルガン伴奏で
子供達にオペラを歌わせる企画を立てているとのこと。

 

 

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↑この上にバルコニーがあります。写真撮らせて貰えば良かった。。
譜面台もいいですね!

 

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↑三年前にお届けしたシェルフとベビージーザスにも再会出来ました。

 

 

ほんとう素敵なピアノ教室。

Hさん、Kioからまた新たに家具達をお迎えくださってありがとうございました!

 

 

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余談。。

キャビネットは店の窓辺にあったのですが、
お届けの翌日、この窓から一頭の鹿が優しい眼差しで店内を覗いているという夢を見ました。

目が覚めてからも、あれ?ほんとに鹿来てたんだったっけ?と、一瞬だけ分からなくなって。。
幸せな夢でした。

 

 


 

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