山あいの村の不思議なマルシェ「むらのわ市場」
Kioから南西に進み、雲出川に出たら上流方向へ。
そうすると、まもなく美杉町に入ります。
車で15分くらいなのに、
道の脇には杉山がそびえ、
里山の白山町から行ってもちょっとびっくりするくらい、
本当に山あいの村といった様相となります。
そんな美杉の、とある原っぱで、
毎月9日に「むらのわ市場」というマルシェが開かれます。
規模は大きくはありませんが、
食も雑貨も、いずれも自家製やハンドメイドにこだわったお店揃い。
行きたい行きたいと思いながら、
なかなか動ける9日が無く、、
このままではいつまでたっても行けなさそうだったので、
Kioの営業日でしたが、
この間の9日の日、思い立って出かけてきました。
それはそれは気持ちのいいお天気で。
市場に到着。
そこは、小ぢんまりとした空間。
草の絨毯の中央に、憩いの場所として張られた黄緑色のテント。
それぞれが柔らかい光と影を織り成していて、
なんとも優しくかわいらしい雰囲気が漂っていました。
「精麻飾り」を出店している友人が私に気づいて駆け寄って来てくれました。
彼女に案内して貰って、
「古代小麦のパン」と、「こぶみかんのタイ風ラー油」、
「オーガニック食材のホットドッグ(昼食用に)」と、
「おから入りグラノーラ」を買いました。
どれも素材本来の風味がしっかりとしていて、
驚くほどの美味しさでした。
こんなレベルの手作り品が、
こんな人里離れた原っぱの、ゆるゆると時の流れるマルシェで販売されているなんて・・・・、
いたなんて・・・・。
グラノーラの方も知人で、
彼女にも思ったことをストレートに伝えると、「ふふふ。濃いでしょう」と。
精麻の友達も「ここに来ている人のエネルギーも好きなの」と言い、
両方の言葉に頷くばかりでした。
昨年ここを引退されたばかりのおばあちゃんで、
「野草の神様」と呼ばれるひとがいるのですが、
私さいきん敷地に生えるヨモギを使った料理やお風呂に凝っているので、
もっと早く来ていれば、会ってお話し聞けたのにな。
なんでも美杉の歴史を自力で調べ上げて、
それを紙芝居にして披露もしているのだそう。
足を運んでいたらいつかお会い出来るかもしれない。
そして出店者さん達のお話も
もっともっと聞いてみたいな。
ああ、良かったなあ、むらのわ市場。
ありがとう!
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