アメリカ買い付け紀行「サンディエゴのたからもの」
二日目。
サンディエゴ方面へ。
サンディエゴの手前のオールドタウンでの買い付けを終え、
こんどはメキシコ国境付近の町まで大きく移動。
どちらの町もディーラーが多いので
いつもなら二日間に分けてまわるのですが、
今回は確実なディーラーを目指したかったので
オールドタウンを午後いちばんにはひき上げて、次の町へ。
↑オールドタウンで買い付けた品のひとつ、古いバギー
次へは、内陸をずっと通ってのルート。
ロッキーマウンテンを越えて行きます。
大好きな道。
陽光があたる乾いた山肌に、
牧柵や農場が時おり姿を現す。
「こんなところに住んだとしたら、どうやって暮らすだろうな」
「アンティークを手直してフリーマーケットに出して、
ブースのかたわらに敷地で採れた果実で手作りしたジャムを並べて売るとか?」
考えていたら楽しくなった。
サンディエゴに到着。
まず向かったディーラーは、
主要なバイヤーコンビが辞めてテイストがすっかり変わってしまって以来、
足が遠ざかっていたところ。
久しぶりに彼らのブログを見るとテイストが戻ってきていて、
自分のなかのアンテナも大きく振れたので、
数年ぶりに訪れました。
オーナー・ロリの旦那さまのジョンが私に気づき、
飛んできてくれました。
ロリは体調を崩してお休み中とのことでびっくりしましたが、
「すぐ治るから心配いらない。次回は会えるよ」とのこと。
「そうそう、ジェームスとブライアンがまた戻ってきたんだよ」
私が来なくなった理由が分かっていたのか、
ジョンは得意になって、くだんのバイヤーコンビのブースに案内してくれました。
ブログで見たテーブルがある!
予想通りのプライス。
でも今のレートだとなあ、、、、、
久しぶりに来て、初めての値段交渉が始まりました。。
ジョンがその都度根気よく二人に電話してくれたお陰で、
何とか欲しいものを集めることが出来ました。
ロリのブースにも、とびきりのキャビネットが!
もう売値と変わらない金額だったのを、
ジョンがロリに自主的に掛け合ってくれました。
申し訳ないくらい値引きしてくれたのですが、
それでもまだ厳しくて・・・・・
「この家具の値打ちはちゃんと分かっている、
けっして高いとは思わない、
今は円安だから、それで厳しい」ということを
きちんと伝えました。
するとあと少し値引きをしてくれて。
まだ厳しいには変わらなかったけれど、
もうそんな問題ではないと思った。
オーナー夫妻との友情って言うと
書いているそばからなんだか恥ずかしくなってきますが、、
そんな気持ちも確かにあって・・・・・
キャビネットを買い付けました。
この日は男手がジョンだけでした。
車への積み込みが以前と比べて少ししんどそうだったので手伝うと、
「Kioは強いんだなあ」と。
そうだよ、いつも手伝うなって頑なに言うけど、
ほんとは力持ちなんだよ、
だから一緒に運ぼう。
二台、一緒に運びましたが、
次の家具の時には女性スタッフが呼ばれて来ていて、
あとは終わりまで彼女が積み込みの補助に。
このあとサンディエゴのディーラーを三軒まわり、
今度は海沿いを通って帰りました。
忙しい一日でしたが、
ロリのウエアハウスでの出来事が何度も思い出される帰途でした。
みんな本当にありがとう。
初日(前日)があまりふるわなかったので、
無事に買い付けが出来たことにも感謝の一日となりました。
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