2024年4月
アメリカ買い付けフォトギャラリーと、お知らせと。
↑LA近郊のオールドタウン。
アンティークディーラーが何軒か集っています。
どこか哀愁漂うこのエリア(笑)が、何故か好きです。
さて、先にお知らせからです。
買い付け商品ですが、
4月下旬に名古屋へ到着予定との通達を受けておりましたが、
5月7日に変更となってしまいました。
コンテナ船、
入港は無事にしたのですが、なんとそれは東京港で、
名古屋港へはトラックで回送される流れだったようです。
その到着が予定より遅れ、5月7日になるとのこと。
連休があるので、
そこかしこでスケジュールに乱れが出ているのだと思いますが、
それにしても混載便はなかなか勝手が違うものだなあと、
ひとつ勉強になりました。
なんにしましても状況が不透明ですので、
入荷(店頭お披露目)時期につきましては、
こちらへの到着日がはっきりと決まってからのご案内とさせていただきたく、
再びの大幅変更で大変申し訳ありませんが、
何卒よろしくお願い申し上げます。
↑西の空に不思議な雲が出ていました。
今回いちばん使ったフリーウェイ10号線の、帰り道。
↑日曜日。何故か行くところ行くところにXの雲。
夫に電話で話すと「イーロン・マスクがお金払ってやってたんじゃない?」と。
なるほど。笑
↑向こうのインフレと円安のダブルパンチで、食費がたいへんでした(笑)
ベトナムフォーですら2500円、サブウェイもハーフサイズで1200円、、、
そうだ、メキシカンの屋台!と思って行くと、タコスが1350円でした、、、、、
でもケサディーヤ、美味しかったな。
↑目に入った瞬間「え!」と声が出た、フロレンタインの一台。
入荷は遅れますが、無事に日本に着いて良かった!
再会が楽しみです。
↑さいきんビンテージカーに興味が出てきて、それでオイルの缶やらサーバーやらに目がいきました。
ほんとはこういうのも大好きなんです。
↑フリーマーケット会場に到着しましたの巻。
荷がまだだというのに、また行きたくなってきます(笑)
日本でもマルシェがすっかり根付いて、ゴールデンウイークは色々なところでイベントがあるのでしょうね。
皆さま、どうぞ良い連休をお過ごしください。
荷受けは出来ませんでしたが、
Kio界隈も新緑に溢れています。
よろしければ遊びにいらしてください!
アメリカ買い付け紀行「復活祭が近づくころに」
↑買い付け三日目の朝。
だんだん迫りくるレイクアローヘッド。
移転したり、縮小したり、
中にはオーナーチェンジや閉業をしていたり・・・・・、
今回の買い付けでは、
ディーラーに多くの変化が見られました。
頻繁に買い付けるようになって久しいフレンチ系のディーラーも、
そのうちのひとつ。
昨年の夏、彼らからニュースレターが届きました。
それは大家さんから「10月までにここを明け渡してください」と突然立ち退きを強いられ、
あと二か月しか猶予がなくなったことを告げる悲しい知らせ。
「アンティーク屋」と言うよりも、
「アンティークで作り上げた世界」と言ったほうがしっくりくるような、
そんな、
オーナーの情熱と、
熱が伝搬したブースオーナー達とで築き上げられた空間。
それがなくなってしまうなんて・・・
規模拡大リニューアルしてまだ数年という背景もありましたので、
みんなの気持ちは如何ばかりかと思いましたし、
再建が心配でした。
ところが彼らはすぐに新たな場所を見つけて、
またたく間に再建に漕ぎ着けた・・・・・!
そこに訪れるのも、今回の楽しみのひとつでした。
そこそこ古くに建てられたレストラン跡なのかな?
踏み固められて、磨きもかかったテラコッタの床と、
アーチがいくつもある天井と、漆喰の壁。
スペイン風の瀟洒な内装でした。
でも前と比べると、広さが半分くらいに。
やむを得なかったんだろうな。
それよりも近くにいい場所が運よく見つかって、
すぐに再建して、すごいと思った。
素敵な空間も健在!
オーナーはあいにく留守でしたが、
ブースのひと達もとても楽しそうでした。
残念だったのは、買い付けたい品に出会えなかったこと。
でもみんなからエネルギーをいっぱい貰いました。
↑あ!と声があがったものの、柱の大きな傷が気になって見送ったハッチ。
傷も含めていいと思えるものも沢山あるのですが、この傷はどうしても。。。
↑イースターが近かったので、色んなところでウサギが。
このあと行ったディーラーは、オーナーチェンジ。
チェンジ直後だったみたいで、ちょうどオープン準備中とのこと。
また買い付けが出来ませんでしたが(笑)、
一軒目では良い成果が出ていたので!
↑一軒目を終えて、積み込みの巻。
違反の場所に、いちおうディーラーのお墨付き?を貰って一時停車。
しかし背後の建物は、要人も泊まりにくるホテル。
早速おまわりさんがコンビで近づいてきて焦りましたが、
アンティークのピックアップですと言うと、すぐ理解して手を振って立ち去りました。ほっ。
さて、お話しが前後しますが、
前回の買い付け紀行のさいごに書いたオレンジ市では、
2005年・初回からの馴染みのカントリー系ディーラーが、
場所は変わっていないのですが、規模縮小で、
半分くらいの売り場になっていました。
三年ぶりに会うオーナーの娘のケイティが
「わーーーお」と声を張り上げて駆け寄ってきてくれました。
ケ「さいごに来たのいつだっけ?」
私「三年くらい前」
ケ「それじゃあ空間が小さくなってから初めてだよね?」
私「うん」
ケ「ね!ね!小さくなったでしょう!」
それが嬉しかったことみたいに、高らかに言うケイティ。
すぐは面喰らいましたが、
「ゆっくり楽しんでいってね!何かあったら声をかけてね!」と、
ほんとうに生き生きとしてて。
そんなケイティが愛おしくなりました。
小さくなったけれど、空間は相変わらずで、
新しいブースオーナーが入ったのか、インテリア本のページを開いたような一角もありました。
ゲートレッグテーブルを買い付け。
今回はこれ一台。
「これだけなのお!」と、満面笑顔で怒るケイティでした。
この善い人たちのビジネスが、
これから先もながく続きますようにと、
色々な行き先で願った今回の買い付けでした。
アメリカ買い付け紀行「フリーマーケット」
日曜日。
オレンジカウンティのフリーマーケット会場にやってきました。
前回の買い付け紀行に書いた、
ディーラーのディアナから教えて貰ったというのはここです。
存在は知っていたのですが、
足が向かなかったところ。
でもディアナの「小さいんだけれど、とてもいい内容なのよ。
あなたのテイストにも合うんじゃないかしら」との言葉にこころ動かされ、
訪れてみることにしたのです。
メルローズのフリマくらいかなあ?と
自分なりに小さいのをイメージしていたのですが、
その3倍くらいはあり、浮足立ちました。
南カリフォルニアのフリマでは
どこに行っても馴染みのディーラーの姿があるものですが、
ここには誰ひとりとしていない。
みんな、ローズボウルに行っているみたいだ。
そう、第二週なのでローズボウルがあったのですが、
そちらは当初の計画からも省いたくせに、
こちらには来たという(笑)
朝いちから来ていますが、
ローズボウルがあるというのに、人がけっこう多くて活気がある。
ローカルエネルギーと、
アメリカでのアンティークの人気の高さを感じながら、
会場をまわりました。
買い付けも5日目で、終盤に差し掛かる頃。
もとより少なかった予算も減ってきていて、
出物が多かったらどうしよう・・・と
ヘンな心配があったのですが、
困るようなことにはならず(笑)、
それでいて、ここで欲しいと思ったものは集めることが出来ました。
↑右端のシェルフも買い付けました。1920-30年代頃のもの。
ビクトリアンな感じの上品さと、家庭的な感じが同居しています。
わあ、アンティークの糸つむぎ機!
こんなのが店内にあったら、
しばらく売れなかったとしても、もの達を生き生き引き立てる存在になってくれそうだし、
場に物語が生まれそう・・・・・・
迷いましたが、
今回はとにかく不足している定番商品の買い付けが優先でしたので、断念。
ああ、でも円高だったら買っていただろうなあ。。。
ディーラーは一軒一軒に個性があり、
ディアナが言うように良いフリーマーケットだなあと思いました。
古着と、そして古着リメイクのブースも多かった。
↑こちらはリメイクの帽子も手掛けてるディーラーさんでした。
トラックも気になった!
ディアナに「あなたは古着はやらないの?」
「古着もいいと思うけれど。私は大好きだわ」と言われて
(じっさいディアナのブースには、古着のハンガーもありました)、
なんだかKio店内に古着が並んだ絵を想像したらしっくりきて、
古着を見かけると、いつに増して丁寧に見たのでした。
↑妙に気に入った子供用のつなぎ。
「これ一枚だけ急に店に並んでもなあ」と見送ったのですが、頭にインプットしておこう!
フリマ会場をあとにして、
オレンジカウンティはオレンジ市に移動してきました。
フリーウェイを降りたら立ってたコンテナ看板。
写真だと広く見えますが、小さな果樹園までこしらえてあって、オレンジ市の大アピール。
看板の色のせいですかね、なんだか懐かしい気持ちにさせられました。
前回は来なかったので、数年ぶりのオレンジです。
ディーラーにも変化が見られました。
ここでのエピソードはまた後日にしたいと思います。
今回もお付き合いくださりありがとうございました!