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2025年2月

昔の縄編み機がKioにやってきた!

一年くらい前のダイアリーに、
隣町の民俗資料館で、機織り機ならぬ「縄編み機」を見た!と書きました。

 

そして時を同じくして、
白山町に農業移住してきた女の子たちの口からも
「縄を編む昔の機械が、納屋から出てきたんです!」と、
縄編み機のことが飛び出してきたのでびっくりしたものでしたと、
続けて書いたのですが、

 

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まさにその出てきたという一台、
正式には「縄なえ機」というそうなのですが
(縄を編むことを〝縄をなう〟とも言うらしい)、
それがご縁あってKioにやってきました!

 

彼女たち移住者メンバーで、
壊れていたのをかなりのところまで修理したのですが、
脚も朽ちてきていましたし、
「あまり使わないかもしれないです」とのことで、
「そうしたら、使わない間は店に展示させて貰えないかな?」と訊いてみると、
頂けるという流れになって。

 

 

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店の奥に、古道具の小さなコーナーがあるのですが、
そこに展示してみました。

いざ置いてみると思いのほか大きくて場所が占領されましたが(笑)、
すごい雰囲気が出た!

 

歯車には積年の真っ黒な油汚れが詰まり、
歯の山が分かりづらくなっていましたが、
数年前から車をいじるのが趣味になった夫が
車で使う道具やらを持ってきてクリーニング。

 

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ついでに錆てきていたブリキのパーツを
ダークなグリーンで塗装。エイジングも。

 

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さらにかっこ良くなりました。

 

縄編み機のこと、
さいしょは賛成なのか反対なのか分からない反応を示していた夫でしたが(笑)、
すっかり愛着が湧いたみたいで、
「脚はいずれ壊れるだろうから、自分がアイアンで作る」と張り切っています。

商品のメンテナンスに必要だからと、
夫は去年溶接の資格を取り、溶接用の機械や道具も一式揃えたのですが、
木製品と比べるとアイアン物の修理ってそんなには無く、
活躍機会の少ない溶接機ですが、大仕事となりそうです。

 

商品ではなくても
全体では繋がっているんだなあ。

それに19世紀の風貌をしたコイツ(縄編み機)は、
このビクトリアンの椅子と、
たとえば今の大量生産されている椅子よりも、
似ている、繋がっていると思う。

 

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さて、古道具のコーナー、
ここは個人的にも好きなのですが、
お客さまにも、とくに若者から人気があるんです。

これからもっと楽しんでいっていただけるといいな。

またよかったらぜひ見にいらしてください!

 

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↑脚の間にトランクを入れてみました。

アイアン脚になってしっかりしたら、縄を編んでみたいな。

それにしても縄も手作りしていたなんてなあ・・・・・

 


実は縄編み機、一回り小さいのをもう一台いただきました。。

こちらはさらに壊れていて、
パーツも色々と不足していますが、
脚だけなんとかして、形だけでも残してあげたいと思っています。

 

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↑「〇〇式」というのが、昔らしいですね!