ビンテージ&アンティーク家具「Kio」の日記
買い付けのフォトと、お知らせ
まずはお知らせから。
買い付けのコンテナ、
長い航海を終えて、三日前に名古屋港に到着しました。
輸入の許可もおととい無事に下りまして、
明日の朝いちからKioにて荷下ろしです。
HPにアップする商品が少なくなってきていたこともあり、
夢にまで見た(ほんとに見たんです・笑)コンテナ。
なんだかプレゼントが届くみたいに楽しみです。
つきましては6日の金曜日まで、
またいつものように開梱&ディスプレイ作業などの準備で
臨時休業となります。
恒例のこととはいえ、
ご不便ご迷惑お掛けして申し訳ありません。
新着のビンテージ&アンティークたち、
店頭お披露目と、HPへの商品アップ開始は
7日土曜日からです。
どうぞよろしくお願いいたします!
少しですが、買い付けのときのフォトを。
↑カントリー系に絞ったアンティークモール。
2005年、初回買い付けの初日に訪れて以来、
毎回ではありませんが、ずっと来ています。
ここ独特のムードや匂いがあって、
初めてのときに受けたテーマパークに来たみたいな感動は
13年経った今でも変わりません。
当時の買い付けノートに、
「こんなアンティークモールをやりたい!」と書いてありますが(笑)、
それくらいのインパクトでした。
↑ロリーのウエアハウス。
このあいだ好評だったので、追加で一枚。
“トレス・シック”という言葉をよくディーラーのマダムが使います。
トレス=過剰なんだけれども、シック=上品。
好きな言葉です。
↑『デッドプール2』の看板がLA中に溢れていました。
セブンイレブンともタイアップしていて、
店内にはデッドプールの顔入りのポップがいっぱい。
なんでもセブンイレブンのアプリでポップのコードを読み込むと、
スマホ画面に現れたデッドプールが
色々ナビゲーションをやってくれるという仕掛けだったみたいです。
↑画像が荒くてごめんなさい。。
フリーウェイ10号線。
遠く、山越しにダウンタウンLAの摩天楼が見えるスポットがあるのです。
(霞んでますが、分かりますか・・?)
「ビルって、山越しに見えたりする?!」と初回からずっと不思議に思っているのですが、
今回、渋滞で止まったのを機に、初めて写真が撮れました。。
このとき、バンの荷台に載っていたビンテージたちが
こないだから名古屋港で待機しているというのも、
不思議な感じ。。。
早くコンテナの封を切ってあげたいです。
それではお知らせかたがた。
今回も店頭、そしてHPにおきましても、
皆さまのご来店を心よりお待ちしております!
アメリカ買い付け紀行『ロマンチックに癒された日』
今日の買い付け紀行は、
南カリフォルニアでの、ある日のひとこまです。
ロリーのウエアハウスに行くと、
とてもロマンチックな雰囲気になっていました。
理由なら分かります!
じつは数日前、
「THE SHABBY CHIC」のオーナーで
シャビーシックスタイルを世界中に広めた女性、
レイチェル・アシュウェルさんを招いてのイベントがここで開かれたからです。
彼女の新刊出版を記念してのトークライブだったみたいで、
私のところにもロリーから招待メールが届いていて
行きたかったのですが、
アリゾナのアンティークイベントと日が重なり、
残念ながら参加することが出来ませんでした。
代わりにロリーから写真をいっぱい見せて貰いました。
「ここでトークライブをやったの」と言う写真には
色が濃くて上品なピンク色のテントが写っていました。
ウエアハウスの裏庭に特設会場を作ったのだそうです。
ラベンダー色のアイシングをかけたクッキーが、
一枚一枚透明な袋に入れられ、
大きなパネルに隙間なく張られた写真もありました。
「ロリーたちが作ったの?」と、びっくりして聞くと、
「いいえ。これだけはベーカリーに頼んで用意して貰ったの」とのことでした。
シャビーシックなチェストのひきだしに飾ったドライの薔薇が
このディスプレイごとすごく素敵だったのですが、
本を買ったひとには
ドライになる前のこの薔薇を何本か挟んで
手渡していたのだそう。
ロリー、
アン・シャーリーみたい。。。
イベントが終わったあとも、ディスプレイの手直しに余念がありません。
↑アンティークのピンクの扉。
パリからやってきたばかりなのだそう。
欲しかったけど、金額的に折り合いがつきませんでした。
でも、こんなキャビネットが手に入りました!
フィレンツェシリーズの、ペイントバージョンです。
1930年代製。
じつはこの日が今回の買い付けで
いちばん過密スケジュールでハードだったのですが、
ロリーのところがほんとに癒しになって、
いちばん幸せな日でした。
買い付け前日の日記
明日から買い付けです。
前回は、アリゾナまで大きく移動したことで成果があがりました。
「それならば、次はサンフランシスコに行ってみよう」と思い、
計画を立てていたのですが
(LAからだと、アリゾナに行くのとサンフランシスコに行くのと、
だいたい同じくらいの距離です)、
前回タイミングが合わなかったアンティークディーラーのイベントが
今週末からフェニックスでおこなわれることが分かり、
今回もアリゾナ~カリフォルニアのルートでの買い付けの旅となりました。
(何人かのお客さまに「次回はサンフランシスコですよ~」とお伝えしておりましたが、
そんなことで変更となりました。。。)
ところで、前回の買い付け紀行で、
「アリゾナには思ってた以上にフレンチ系のディーラーが多く、
ここ数年の傾向なんじゃないだろうか・・」と書きましたが、
ちょうど帰国して数日後に見た経済番組だったかで、
「アリゾナを第二のシリコンバレーに」との合言葉で、
なんでも今、フェニックスに起業や移転をするIT企業がすごく増えているとのことを
報じていました。
土地が高騰したカリフォルニアにかわる場所ということで、
カリフォルニアからの地の利もいいフェニックスに注目が集まったらしく、
すでに「シリコン・デザート(砂漠)」との呼び名もあるのだそうです。
アリゾナのアンティーク市場がホットだったのも、
それとは無関係ではないんじゃないかな。。
そう思って、今回も良い出会いに期待をしているところです!
カリフォルニアでも新たに、
寒いと雪が降るような山の中にもかかわらず、
フレンチ系のディーラーが急増中のエリアがあるのを知り、
足を運んでみようと思っています。
ここも楽しみ・・・!
しかしなぜ、そんなエリアに集まったんだろう?
話が膨らみますが、
名古屋時代からのお客さまで
白山町にとても興味をもたれている方が先日おみえになり、
「ここにお洒落な雰囲気の店が増えていったら面白い」、
そんなようなことをおっしゃいました。
ちなみにその方も、
そんな店の一員になることを思い描かれることもあるみたいで・・・・、
「そうなったら、もっと喜んで貰えることが出来そうですね!」と
盛り上がっておりました。
Kioを続けることで、
色んな角度から楽しいことのお手伝いが出来たり、
こぼれ種みたいにもなれたら嬉しい。
そんな夢にだって、
いっかいいっかいの買い付けをしっかりやることで
繋がって行けるんじゃないかと思う。
きっとまたそそっかしいことの
ひとつふたつがありそうですが(苦笑)、
帰国後に買い付け紀行で綴っていきたいと思います。
それでは、行ってきます!
古い古いキング&クイーンの椅子
三月のコンテナに載ってやってきた椅子。
ディーラーによると、
100年ほど前のイタリア製とのこと。
(100年でも充分すぎる古さですが、それどころではないように私の目には映ります)
「エインシェント」と言えばいいのか・・・・・
うまく当てはまる言葉が見つかりませんが、
とにかくこの長い年月を経たことで生まれた質感や気配に惹かれて買い付けてきました。
Kioで扱っているその他の商品に比べると年季が入りすぎていて、
何ていうか“足並み”が揃いそうもない気がした。
それでどうしようか悩んだのですが、
「たとえ販売しなくても、Kioに来て欲しい。
これが店のどこかにあるだけでも、HPの背景にぼやけて写っているだけでも、
古い扉が素敵な雰囲気を醸し出してくれるように、
この椅子たちもきっとそんな存在になってくれるはず・・・!」、
そんなふうに自分を納得させました。
そして、その場でも誰かと気持ちを分かち合いたくなったのですが、
誰かと言ってもディーラーのマダムしかいないので
マダムに「ただあるだけでいいですね」と、椅子への思いを伝えると、
マダムも「わかる」という言葉のかわりに深々と頷いて・・・・・
もう椅子たちを置いて日本に帰ることなんて出来なくなったのです(笑)
それぞれ背丈と装飾が異なります。
マダムはこちらを、「男性」と言いました。
そして、こちらが「女性」だと。
「キング&クイーン?」 そう訊くと、
「ええ、それでもいいわね」とのこと。
さて、それで、彼らが入ってきてからのお客さまの反応も気になるところだったのですが、
思いのほか(というのも、好みが分かれるだろうなと思っていたからです)、
皆さま目を留め、「これ、すごくいいですねえ」「うわ、すごい・・・・」と、見入っていかれます。
それだけでとっても嬉しくて、買い付けてきてほんとに良かったと思います。
漆喰の壁に静かに配してあげるといいと思うのですが、
なかなかKioではそんなスペースが無いのが残念なところ。。
(写真は、外扉の前で撮りました)
それにしても、古い扉だったり、こんな椅子だったり、
風化したものに魅力を感じるのはどうしてなんだろう。
この椅子などは、革の破れたところから中の詰め物の木毛が垣間見れるところもあって、
本造りの家屋の板塀から、藁をまぜた土壁が顔を覗かせているような風情があります。
きれいな夕陽や絵画などを見ると心を“打たれ”ますが、
古びたものはそれとはまた違って、心に“ひっかかる”何かがあるように思う。
でもそれぞれ、本質的なところでは繋がるものがあるんだろうな。
椅子は「欲しい方、きっといると思いますよ」とお客さまも言ってくださいますし、
値段をつけて展示をしています。
HPにも載せたいのですが、革の破れ箇所とか具体的に挙げるのは困難ですし、
この椅子はこれで良いはずなのに、
正確に明記したことで、すごい欠陥品みたいなことになってしまいそうで、
それでは椅子に申し訳ないので(笑)、
掲載は見送ろうと思っています。
もしご興味ある方いらっしゃいましたら、お気軽にお問合せくださいね!
近いうちにも、商品ページの背景に登場して貰おうと思っています!
Kioのガーデンとファミリーツリー
Kioの敷地に、あけびの花が赤く咲いてきました。
「ここに座って、あけびで籠を編みたい」
越して来た年の秋、
訪ねてきてくれた叔母が
キョウチクトウに絡まるあけびのツルを見つけて言ったことば。
わが叔母ながらではありますが、
聞いた瞬間、なんかいいなあって思いました。
むかしからハンドメイドが好きで、
お菓子、部屋の敷物やソファカバー、そして籠・・・・
生活に関するものなら何でも自分の手で作る叔母らしいことばです。
母の父(つまり私の祖父ですが、姉が生まれた年に他界したので私は会ったことがありません)も
手作りが得意だったようで、
ときにそれは家具作りにまでおよぶこともあったのだとか。
そんな祖父に“スジ”を見込まれて、
叔母は祖父の素材集めのお供として、
小さい頃から休日になるとよく山に連れて行かれていたのだと、
後日、母が聞かせてくれました。
「へえ~。 お母さんは行かなかったの?」
「お母さんは、牡蠣とか食べる物をとりに行くときによく連れていかれたわ」
(食べ物のときか・・・・ なるほど・・・・) 笑
そんな叔母が敷地の隅っこに群生していたのを見つけて、
母と一緒に店の手前側に何株か移植してくれたオキザリス、
しっかり定着して、今年もまたかわいい花を咲かせてくれています。
オキザリスみたいにもとからあった花や、
こぼれ種で増えひろがった花、
以前の所有者さんが植えた木々、
私たちで植えたハーブやつるバラ、
鉢植えたち・・・・、
そして従姉がわけてくれたイワダレ草や、
それに「どんどん生えてくるんだったら、“かわいい”のだけ残したら、うまくいかないだろうか?!」と思いつき、
かわいくないのだけを抜いて(ごめん。。)自然の成り行きに任せていた雑草が
いよいよ良い感じでグランドカバーになってきてくれて
(お陰で、すごく大変だった草取りも年々ラクに!)、
そんなこんなで、色んな植物が花を咲かせたり芽吹いたりして、
今のKioの敷地、
なかなか楽しい景色となり嬉しいです。
↑オオデマリがいちばんの見ごろを迎えました!
これであとは東側の敷地にもっと賑やかしく花を植えて、
コテージガーデンを完成させたい。
(風に負けない花も分かってきましたし。笑)
「花だけやなくて、実のなる木も植えるとええよ!」と、ご近所の気のいいおじさん。
そう、それもやりたくなってきて!
オオデマリがある空間を果樹園&畑みたいにしたいなあ。お母さんが喜びそう。。
叔母は久しぶりにまたKioに来たいと言ってくれているみたいですが、
叔父が車の運転がだんだんままならなくなってきたため、
すんなりとは来ることが出来ないのだそう。
また迎えに行ってあげよう。
そしてカメの歩みだけど、最初の頃よりかは良くなった敷地を見て貰いたいし、
籠の編み方も教えて貰いたい。
それと、私も会ってみたかったなあって、
今になってすごく思う祖父の話ももっと聞いてみたいです。
Kioとウインドミル
週の半ばまでは初夏のようですらあった陽気も一転、
また肌寒くなりました。
まだまだ本格的に暖ったかとは言えませんね。
「マダムたちのフリーマーケット」で買ったビンテージのウインドミル。
冬のあいだは強風から守るために
東側の外壁にずっと寄せてありました。
やっと敷地に出せると思って先日から“すす”も掃い、
週末に向けてスタンバイ中だったのに、
今日などは白山町、風もとっても強しで、
ときおりみぞれ混じりの雨も。
また出番を逃してしまったウインドミルでしたが、
せっかくなのでどこか置けないか・・・・
すると目にとまったのが、エントランスのミニブース。
入れてみるとちょうどぴったり。
せっかくだし、もっといい気候になるまでこのまま飾っておくことにしました。
しかしKio、外はこんなふうなので、
通りがかって見つけたひとから、
「てっきり、もっとジャンクな感じの店なのかと思いました」とか、
「男のひとしかいないと思いました」(そうなんだー。苦笑)とか、よく言われます。
それでいざ店のなかに入ってみると、
「ギャップが面白いですね」とのこと。
もちろん、「思った通りでした!」とも言われます。
「ジャンクなものを使って、ロマンチックにしつらえるのが好き」
店を今みたいなコテージスタイルにしてから、
そんなひとにもよく出会うようになりました。
買い付け先のアメリカでは、
農場の古い納屋や穀物倉庫なんかを手に入れて
それをショップやウエアハウスにしているディーラーが大勢います。
そんな彼らのところには、大きなウインドミルが立っていたりして、
Kioも移転が決まったときには、「同じようなミルを立てたいなあ」って思ったものでしたが、
白山町の風を知るやいなや断念したのでした(笑)
↑これはワイナリーのウインドミルですが、
こんな雰囲気に憧れます。
けど、今はこのちびっこミルが大好き。
このブースに入れたことで、
ジャンク×ロマンチックのひきだしを増やしてくれました。
(これから風のシーズンはここに入れておけばいいんだ!)
Kioのどこかにいるこの子ともども、
皆さまのご来店をお待ちしております。
はじめての方もぜひ扉を開けて中に入って、
ギャップを楽しんでいってくださいね!
入荷後の店内にて
お陰さまで無事に荷受けも終わり、
店内もかたちになってきました。
モノで溢れて手狭になった店内、
これまでは、そこをなんとか“バランス良く”“見やすく”を心がけて店づくりしてきましたが、
今回は目のやりどころを増やして、
少しでも“長く楽しく滞在”していただけることを意識しました。
たとえば、家具のうえがなるべく殺風景にならないように、
ストーリーが感じられるようなディスプレイになるように、
そんなことに気を配りながら・・・・。
こうなってくると、Kioは小物が足りてない店だということに気づきます(笑)
これからの課題にもさっそく直面です。
扉を開けてすぐのところ(冒頭の写真)は、
白を集めて、春らしく。
あとは明日になったら花を飾ろう!
ところで荷受けには甥っ子のショウが高校生の頃からずっと来てくれてたのですが、
この四月からいよいよ彼も新社会人。
今回の荷受けが最後でした。
名古屋時代は、二日目の店づくりを、
こっちに来てからは、コンテナからの荷下ろしと、開梱作業を手伝ってくれました。
名古屋のときは今より狭かったし、
それに今と違ってブルーシートを敷いて物をしばらく外に出して・・なんてことも出来なかったので、
あの空間の中だけでやる店づくり、泣けてくるほど大変だったよね(笑)
どんなときも頑張ってくれて、本当にありがとう。
お披露目は明日からです。
サイトにもどんどんアップをしていきますので、
実店舗とHP、どちらのショップもどうぞよろしくお願いいたします!
コンテナがやってきます!
買い付けのビンテージ&アンティークを載せたコンテナ、
昨日名古屋港に入ったのですが、
本日午後に輸入許可が下りまして、
明日の朝にKioにやってくることになりました!
通関業者さんの迅速なご対応があってこその最速荷受け。
この時期は港も混み合うでしょうに、
本当に感謝です。
つきましてはいつものとおり、
開梱とディスプレイ作業のため、
明日17日(土)から20日(火)まで臨時休業とさせていただきます。
休業中は、HPへのアップもお休みになります。
楽しみに見にきてくださっている皆さま、ごめんなさい・・・。
21日は定休日のため、
店頭&HPでのお披露目開始は、22日(木)からとなります。
12年以上やっているのにこんなことをあらためて言うのもヘンかもしれませんが(笑)、
インテリアが大好きな皆さんに
もっともっと楽しんだり喜んだりして貰える店になりたいです。
今回、アリゾナもまわって、
いつも以上に多くの、がんばるディーラーの“熱”に触れたからなのかもしれません。。
私も店づくり、あとHPの絵づくりもですね、
がんばりたいと思います!
*冒頭の画像はディーラーのウエアハウス。
2台のピンクのテーブルも、明日コンテナに載ってやってきます!
買い付け前日の日記
明日から買い付けです。
今回はアリゾナ~カリフォルニアとまわります。
アリゾナへは日本からの直行便がなく、
乗り継いで行くより
LAから車で行ったほうが早いくらいでしたので、
飛行機はけっきょくいつも通り。
ロサンゼルス入りして、
いつものように運送会社さんで毛布をお借りして(寝るためではなく、家具の当て用ですよ!)、
フリーウェイ10号線をひたすら東へ走って
アリゾナへ向かいます。
片道5時間。
ちょっぴりハードですが(笑)、
とにかく初めてのアリゾナです、
ドライブも楽しみたいと思います!
ディーラーも新規のところばかり。
(ひょっとしたらフリーマーケットに出てるひとがアンティークモールとかにいるかもしれないけれど)
なか二日間で、30軒まわる予定です。
どうなるか分かりませんが
(車の積み込みが心配になるくらい集まるといいのですが・笑)、
ここ数年ずっと気になっていた場所なので
とてもワクワクします。
南カリフォルニアでの買い付けも、もちろん楽しみ。
頭のなかのイメージでは、
「フレンチ、イタリア、ハリウッドリージェンシー、シャビーシック、ビクトリアン」
(「個性的な」という形容詞がすべてにつく・笑)、
いちばんKioらしくて、いちばんKioが得意で、
そしてお客さまからもいちばん人気のある、
そんな「ザ・Kio」(笑)なビンテージ&アンティークを今回はより集めること。
戻ってから、いいご報告が出来るといいです。
それでは、行ってきます!
トワルドジュイの布を使って、アンティーク家具のリメイク
HPにアップをしたキュリオキャビネット。
こんなアンティークモールで買い付けました。
オーク素材だからでしょうか、
どこかフォークロアな雰囲気もあって、
そこにも惹かれました。
アンティークのオーク家具で、こういったフレンチなスタイルのものって
わりとリペイントして売り出されているものが多いので、
新鮮でもありました。
出会ったときはこんな様子。
底敷きの板は無くなり、中板の張地も擦り減ってしまっている状態でした。
どうやって出そうか・・・・・
いっそのことガラス棚にして、背板も鏡面仕上げにしてしまおうかとの案も出たのですが、
このオークの質感には合わない感じがしましたし、
この家具を見たときに、
アメリカのディーラーのマダムが得意なディスプレイで、
洋書のシーンによく出てきたりもしますが、
ドライにしたアナベルや、花びらが幾重にも重なりふわっとした感じのピンクのバラ・・・・
そんなロマンチックで野趣にも富んだ花を飾るとすごく似合いそう!と思ったんですね。
ドライだったら花はキャビネットに飾ってもきっと素敵・・・・!、
それで「だったら、じゃあクロスだ!」ってなったときに、
ストックしていたトワルドジュイを思い出し、
冒頭の画像のように完成したというわけです。
たとえば、塗装がざっくりと剥がれたものも、
それが面白い表情になっていれば、その状態を“見立て”として買い付けてきているので、
メンテナンスのメインは、本体の調整や直しなのですが、
こういった“リメイク”の余地があるものを手掛けて販売するのも楽しいです。
そこを気に入ってお求めいただくと、
なんだかビンテージの服のリメイクをしているデザイナーさんの気持ちと通じるような、
そんな喜びがあります(笑)
(ひとつの商品ラインになるくらい、ほんとはもっとリメイクものもやりたいのですが、
さすがになかなかそこまで手がまわりません。。)
今回のリメイクのキャビネット、
ほんとう、花でデコレーションしてみたら素敵だろうなあ!