Diary
アメリカ買い付け紀行「ロッキーロードを越えて。古き良きモノに出会いに」
初日。
朝10時にロサンゼルス国際空港に到着。
↑レンタカー会社さんの送迎車を待っているところ
ちょうど渡航が決まった頃、
大量の移民が南の国境を越えて入ってきているという情報が
連日のように流れていたので、
イミグレーションでさぞや時間が取られるのでは・・と気がかりだったのですが、
審査のカウンターがフル稼働していたので、
スムーズに入国することが出来ました。
「よし!」
もし入国に時間がかかるようだったら
近場に予定変更しようと思っていたのですが、
計画通りに動ける。
空港(レンタカー会社さん)から1時間半の町へ出発です。
小物がいちばん多く見つかりそうなところ・・・ということで、
何軒かのディーラーが候補にあがったのですが、
今回は古い時代の道具やキッチン用品を集める目的もあったので、
そんなモノ達の出物がとくに多そうな場所を
まずは目指しました。
1時間ほど走ると、岩山が現れます。
「見えてきた、見えてきた!」
初回買い付けから18年、
行くほどにこのアメリカのロッキーロードが好きになり、
「ここを走るのが人生」みたいになっていたので(笑)、
久しぶりの走行に長旅の疲れも飛んでいきました。
目的地のアンティークモールへ到着。
小物が多く買えるのはアンティークモールなので、
今回はこれまででモール率がいちばん高かったです。
経験からなのか、
面白いものでモールの扉を開けると
大漁なのか不漁なのか、まあまあなのか・・
何となく分かるのですが、
開けた瞬間に「ある!」とセンサーが働き、
何も買わないうちから「ありがとう、ありがとう」と
お祈りのように唱えていました(笑)
モールのマダムがお水のボトルを二回差し入れてくれて、
水分補給しながらだったこともあってか、
いつまでも動き回っていたい気分でした。
買い付けは本当に楽しい・・・・・
ここのモールにある古道具のブースを念頭に置いてきた甲斐あって、
このブースだけでも色々と集めることが出来ました。
ここ二~三年でお菓子作りをよくするようになり、
「材料を混ぜ合わせるのに、陶器のボウルが欲しいな」って
ずっと思ってたんです。
ずっしりした陶器ボウルの方が安定してて混ぜやすいし、
陶器だと道具の当たりがいい。
そして見た目もいい!
プロだと日々のことなので扱いなど不便がありそうですが、
趣味で作るぶんにはとっても優れモノなんじゃないかなって。
それで自店でも手掛けてみたくなったのです。
そんなわけでバイイングリストに載ったアンティークの陶器ボウル、
さっそく数点ほど手に入り、
順調な滑り出しにも嬉しくなりました。
聖人達の像も!
今回の買い付けでいちばん残念だったのが
吊り下げ型の照明がぜんぜん集まらなかったこと。
思えばこの兆候は以前からあったのですが、
けっきょくここで買えたステンドグラスのペンダントと
あと一台のみの収穫でした。
オイルランプ型の吊り下げランプなんかあれば最高だったのですが。
その代わり、オイルランプ型テーブルランプが何台か見つかったのと、
アラジンの本物のオイルランプとの出会いがありました!
↑ずっと曇りだったと前回書いたのに、なぜか写真の時だけ青空、、(笑)
午後からのスタートでしたし、
運送会社さんへの挨拶もあったので、
初日は一軒でおしまいに。
シートベルトを締めて助手席に座る聖人達の像が
帰り道のお伴になってくれました!
アメリカ買い付け紀行「久しぶりに旅に出て」
5月24日から31日までアメリカ買い付けでした。
三年ぶりです。
初めてのコンテナを使わない=家具を買わない買い付けでしたので、
どうなるだろうと心配もあったのですが、
いざ蓋を開けてみると
手掛けてみたいモノが行く先々で沢山あり、
予算分しっかりと集めることが出来ました。
↑目的のひとつだったテーブルウェアも順調に集まりました。
逆に家具(Kioで買い付けられそうな)が、
びっくりするくらい少なかったです。
家具のディーラーは回らず、
小物が見つかりそうなところを目指していったので、
当然と言えば当然だったのかもしれませんが、
でも、いつもだと素敵な家具がいっぱいあるところや、
スペシャルなモノが一台二台見つかるようなところも、
どういうわけか家具に関しては品薄だったり皆無に等しかったりして、
もしコンテナだったら上手くいかなかったんじゃ・・と何度も思う場面ありの、
久しぶりの買い付けは、そんな回でありました。
さて、ここでいったんお知らせです。
今回は手荷物以外の商品を航空便で送りましたので、
なんともう明日入荷してくることになりました!
何時に届くか分かりませんが、明日は開梱にあてて、
それから金曜土曜とお休みをいただいて店づくりをする予定です。
11日日曜日からのお披露目となります。
もしお時間ありましたらぜひ遊びにいらしてください!
HPにも出来るだけ毎日アップをしていきたいと思っています!
カリフォルニアは土曜日以外ずっと曇り空で、
日本よりも気温が低く、
持って行った半袖は一度も着れず終いでした。。
いつも滞在するダウンタウンLAのホテルが
円安もあってどこも高かったので、
「イースト」と言われるサンガブリエル~ローズミードのエリアに泊ったのですが、
静かな住宅街なのに、
大通りにはアジア系の飲食店が軒を連ねているという
ちょっと面白いところでした。
名前は「ハワイ」なのに、入ってみるとアジア食材の専門店だった、
そんなスーパーマーケットもあり、
「安い!」と、思わずクコの実やドライ台湾フルーツの大袋を買ったりして(笑)、
ヨーグルトに入れて食べたりしていました。
今回アメリカは三連休があり、
運送会社さんもその間はお休みだったので、
夕方倉庫に行かないだけで
仕事が終わると「ああ今日も一人で動いてたなあ」って感が強く、
そして車や人通りの少ないイーストの町のホテルに帰ってくると、
こんどは朝からの移動移動の一日が嘘みたいに思われてきて・・・・・
久しぶりだったからかもしれませんが、
なんだか一週間だけ・・それなのに長い・・アメリカ暮らしをしていたような、
不思議な感覚が今も残っています。
買い付け紀行、ゆっくりペースになるかもしれませんが、
次回からは買い付けの様子も綴っていきたいと思いますので、
またよろしければお付き合いください。
ありがとうございました!
買い付け前日の日記
さいきん洗濯板を買いました。
洗濯方法をそれに切り替えたというわけではもちろんないです(笑)
汚れの目立つ部分を、
ざっとでもいいので、まず洗濯板を使って先に洗っておくと
洗濯機での洗いあがりがぜんぜん違うんです。
ブリキのたらいに入れてゴシゴシやってみたいところですが、
狭い洗面室ですので、洗濯機の横の洗面台に水を張ってやっています。
それでもなんだか楽しくって、
衣類をきれいにするのが目的でしたが、そっち(楽しさ)の方が勝っています(笑)
いきなり洗濯板のお話で始まりましたが、、
道具ってやっぱりいいなあって、
そして昔からあるモノになればなるほど、
便利で美しいなあって、感じるのです。
単純な作りだから壊れないし、
使うほどに愛着が湧いてくる。
そして、本題です。
先日アメリカ出入国の規制がすべて撤廃されたので、
明日から一週間、買い付けに行くことになりました。
「買い付けが再開したら、コンテナがはち切れるくらい仕入れてきますのでね!」
って皆さまにずっと宣言していたので、
本当だったらそうしたかったのですが、
色々な懸念事項が出て来ており、
考えた末、今回はコンテナを使わない方法にすることにしました。
ですのでランプ類や雑貨など、小物の買い付けとなります。
小物だけというのは初めてなので
どれくらいの買い付け量になるか見通しが立ちませんが、
予算はこれまでと同じで組んであります。
(と言っても円安なので、かなり減りましたが。笑)
帰国便でまずは二箱持ち帰って、
残りは航空便で送る予定です。
どんなモノとの出会いがあるだろう。
それこそ古い洗濯板だったり、
ずんぐりとした陶器のボウルや水差しだったり、
鍛冶仕事で作られたキッチン道具だったり・・・・・・、
1800年代の初頭頃の・・
アーリーアメリカンの時代のお家で使われていたような、
そんな素材もカタチも良くて、かつ実用的で不変的で、
使っていて楽しくて、幸せな気持ちが静かに湧いてくるようなモノを
探してみたい気持ちが高まっています。
これは、この三年の空白期間が与えてくれた変化かもしれません。
だけどもちろん、
内側から輝きや質感がにじみ出てくるような
真鍮や鋳物製のランプや鏡や写真立て・・・・、
かわいらしいけれど、力強さもある、
置物や壁飾り・・・・・、
そんなKioらしいモノも、変わらず集めたい。
時代が変わっても、
毎日愛着を持って長く長く長く使えるモノがいいなあと。
小物の買い付けなので、回るディーラーの数も多くなりそう。
久しぶりということで、ひょっと心配もありますが(笑)、
あのカリフォルニアの光の中を車で走っているところをイメージすると、
リラックスした気持ちになります。
楽しみながら、励んできたいと思います。
それでは、行ってきます!
山あいの村の不思議なマルシェ「むらのわ市場」
Kioから南西に進み、雲出川に出たら上流方向へ。
そうすると、まもなく美杉町に入ります。
車で15分くらいなのに、
道の脇には杉山がそびえ、
里山の白山町から行ってもちょっとびっくりするくらい、
本当に山あいの村といった様相となります。
そんな美杉の、とある原っぱで、
毎月9日に「むらのわ市場」というマルシェが開かれます。
規模は大きくはありませんが、
食も雑貨も、いずれも自家製やハンドメイドにこだわったお店揃い。
行きたい行きたいと思いながら、
なかなか動ける9日が無く、、
このままではいつまでたっても行けなさそうだったので、
Kioの営業日でしたが、
この間の9日の日、思い立って出かけてきました。
それはそれは気持ちのいいお天気で。
市場に到着。
そこは、小ぢんまりとした空間。
草の絨毯の中央に、憩いの場所として張られた黄緑色のテント。
それぞれが柔らかい光と影を織り成していて、
なんとも優しくかわいらしい雰囲気が漂っていました。
「精麻飾り」を出店している友人が私に気づいて駆け寄って来てくれました。
彼女に案内して貰って、
「古代小麦のパン」と、「こぶみかんのタイ風ラー油」、
「オーガニック食材のホットドッグ(昼食用に)」と、
「おから入りグラノーラ」を買いました。
どれも素材本来の風味がしっかりとしていて、
驚くほどの美味しさでした。
こんなレベルの手作り品が、
こんな人里離れた原っぱの、ゆるゆると時の流れるマルシェで販売されているなんて・・・・、
いたなんて・・・・。
グラノーラの方も知人で、
彼女にも思ったことをストレートに伝えると、「ふふふ。濃いでしょう」と。
精麻の友達も「ここに来ている人のエネルギーも好きなの」と言い、
両方の言葉に頷くばかりでした。
昨年ここを引退されたばかりのおばあちゃんで、
「野草の神様」と呼ばれるひとがいるのですが、
私さいきん敷地に生えるヨモギを使った料理やお風呂に凝っているので、
もっと早く来ていれば、会ってお話し聞けたのにな。
なんでも美杉の歴史を自力で調べ上げて、
それを紙芝居にして披露もしているのだそう。
足を運んでいたらいつかお会い出来るかもしれない。
そして出店者さん達のお話も
もっともっと聞いてみたいな。
ああ、良かったなあ、むらのわ市場。
ありがとう!
椅子職人さんの工房で出会ったアンティークのスツール
先日HPにアップをしたスツール。
正統派なのに、チャーミングで、
そんなところが自分としては好きです。
出会いは、思いがけないところにて・・・・・・
商品の椅子を張り替えるにあたり、
複雑な工程を要するものでしたので
職人さんにお願いすることにしたのですが、
いつまでも名古屋時代の職人さんにお願いするのも行き来が大変ですし、
それで地元の職人さんを探すことにしたんです。
インターネットの情報をみていて、
直感で「ここだ」と思うところがありました。
住所は四日市。
Googleマップで見てみると、
70年代のレトロモダンな外観が現れ・・・・
そこは昔から何度か前を通ったことがあり、
そのたびに「なんかいい感じだなあ」って思っていたところだったので
少しびっくり。
そして「ご縁があったんだあ。
子供の頃から知ってたのに(三重生まれ)、今になって・・!」と、
嬉しくなったのでした。
ずっと椅子のショールームがメインだと思っていたのですが、
いざ直す椅子を持ち込みにうかがうと、
今ではショールームは稼働しておらず、修理専門にシフトされたみたいでした。
そんななか、
かつてのウインドウだったところに
修理を終えてビニール袋をかぶった椅子にまじって佇む
一台の優美なスツールの姿が。
それが画像の子です。
張り替え依頼に来たのに、買い付けに来たときみたいなテンションとなり、
「電話した者ですが、あの、すみません!、こちらは売り物でしょうか?!」と、
用件が後先に(笑)
「ああ、これですか?これは私のおばあちゃんが使っていた椅子なんです。
倉庫から出てきたので、傷んでいた座面だけ張り替えたんですよ」と、穏やかに職人さん。
私「かなり古いですよね?」
職「ええ。100年は経っているはずです」
私「どこの国のものか分かりますか?」
職「うーん、そこまでは・・・・。ヨーロッパだとは思いますが」
職「張り替えが終わって、引き取りに来てくれるときまでに値段を考えておきますね」
私の目が強くものを言っていたのか(笑)、職人さん、そんなふうに笑いながら言ってくれました。
そして次に行くと値段がつけられていて、
スツールは、張り替えが終わった椅子と一緒にKioにやって来たというわけ・・・・
椅子職人さんの工房には、
ルイ様式のチェアや、ビクトリアンのシェーズロングなど、
素敵なアンティークの椅子が何台かありました。
みなアンティークショップさんからのご依頼なのだそう。
手に入れられないものばかりですが、
でもショップではなくこういった特殊な環境でアンティークを見ると
なんだか買い付けの現場が思い出されて、
職人さんとのご縁がますます嬉しくなりました。
おじいさんの代から三代目なのだそうで、
工房の奥ではお父さまとお母さまらしき方が椅子に向かっていました。
家族で代々営む椅子工房だなんて、良いですね。
するとスツールは初代の奥さまの持ち物だったということになり、
この子は色んな椅子をこれまで見て来たんだと思うと、感慨深いものがあります。
*工房の写真を撮らせて貰えば良かったなあ。
どうもいつも、そういったことをうっかりしている私。。。
Kioの小さな畑
今日は春分の日。
今年の春分は「一粒万倍日」や「天赦日」、それに「寅の日」が重なって、
最強の開運日なんて言われていますね。
星の動きからみても、
今年は20日から23日までの間、
地球にすごいエネルギーが溢れる・・なんてことも耳にしました。
それに合わせたわけではぜんぜんなくって、
たまたま開墾が終わったタイミングだったのですが、
昨日、Kioの敷地のはじっこに小さな畑が出来ました。
何年か前からしたいと思いながら、
いつも気づくと育てたかった野菜の作付けシーズンが終わっていて、、、
いっこうに実現せずにいたKioの畑がついに完成です。
完成なんて言うとあれですね、、
ほんとうに小さな小さな畑で、
まだその半分しか作付けしていないので
畑の赤ん坊と言ったところです(笑)
でも嬉しくて、
昨日から生まれたばかりの畑をしみじみと眺めています。
植えたのは、
トマトにナス、シシトウにピーマン。
化学肥料は与えずに、米ぬかが土の上から撒いてあります。
土から養分をいっぱい吸って、逞しい子に育ってね。
残りの半分のスペースは、
もっと苗が出揃ったころに、ちょっと珍しい子を探して植えてみたいと思っていますし、
ゆくゆくはもう少し拡張もしたい。
一粒万倍となって、皆さんにおすそ分け出来るといいな!
(初心者なのに大口たたいてすいません。。。)
地元のケーブルテレビにKioが登場します!
ずいぶん前のダイアリーですが、
ケーブルテレビが好きと書いたことがあります。
芸能人がひな壇に集ってわいわい進行していく地上波のバラエティ番組がどうも苦手・・
レポーターが一人でテーマから逸れることなく伝えてくれる、
そんな番組が多いケーブルテレビが好きなんです。
三重に越してきてからは、「ZTV」というケーブルテレビに加入。
お気に入りはグルメ番組と、
あと放送エリア内を車で走り、車内カメラで撮った映像を流す『ロード』というドライブ番組(?)。
町をただ走るだけなのに、ロードは癖になる面白さがあります。
そして『Osyastagram(オシャスタグラム)』
こちらはレポーターさんがエリア内のお店やスポットを巡り、
写真を撮りながらそこの紹介をするという番組。
インスタグラムを意識した企画が良いなあと思いながら楽しみに観ています。
そんなオシャスタでこの度Kioを取材していただきました!
今回は白山町にクローズアップした企画とのことで、
Kioも取り上げてくださって嬉しかったこと。
Kio以外にもう一軒小売店があったのですが、
そちらは地域の交流会で知り合った方の老舗店で、
それもあってオンエアがとても楽しみです!
ZTV『syastagram(オシャスタグラム)』
【放送日】3月24日~31日
【放送時間】①6:30~ ➁8:15~ ③10:30~ ④13:45~ ⑤15:15~ ⑥18:45~ ⑦20:15~ ⑧23:45~
エリアが限られているのが残念なところなのですが、
ご契約されてらっしゃる皆さま、ぜひご覧ください!
ZTVさん、取材に来てくれた皆さま、
この度は本当にありがとうございます!
そして、壁も装い新たに。
店内は壁をリニューアルしました。
横板のウッドパネルから、縦板のウッドパネルへ。
以前のも気に入っていたのですが、
下地で使う安価の木材を張ったからか、
半月もしないうちからびっくりするくらい反ってしまい、、
大きな隙間があちこちに生じておりました、、、
すぐに変えるのもあれなので、数年そのままで過ごしたのですが、
今回のリニューアルを機にチェンジ。
前の板くん達は現在、裏の小屋で冬眠?中。
アジを活かした何かに再生したいなあと思っています。
壁の塗料は、やはりチョークペイント。
・板壁は「ダッグエッグブルー」で。
・上側の石膏ボードは「ルイブルー」。
そして境界にはモールディングを。
「住まいでいつかやりたい!」と、長年思い続けてきた壁。
店に先を越されてしまいましたが(笑)、
思った以上に良くて、
「自宅でも出来ますか?」と訊ねるお客さまもさっそくみえます。
嬉しいですね。
「楽しい」とか「美しい」とか・・・
これからも皆さまと分かち合っていきたい。
アンティークやインテリアを通じていちばんさせて貰っていることは、
こういったことなのかもしれません。
*ちなみに窓際の壁も、同系色なので分かりづらいかもしれませんが、、
どす黒い感じになってきてたので塗り替えたんですよ。
チョークペイントの「プライマーレッド」で。
寺院の赤のイメージなのだそうで、
落ち着きが出ましたし、家具の品が増したような気がします。
色はどの色も好きなのですが、しかしほんとに面白いですね!
生まれ変わったカウンターブース
お陰さまで冬休み中には
計画していた部分の店内改装を終えることが出来ました。
作業はとても楽しくて、
朝が来ると「早く続きがやりたいなあ」と思うほどでした。
年末のダイアリーには「この期間に強くなりたい・・」なんて書きましたが、
自分たちのリフレッシュになったような気がします。
カウンターブースは、家具だけを什器にあてたので、
売り場がもうひとつ増えたみたいな感じに。
壁は、チョークペイントの「グラファイト(薄墨のような色)」でペイント。
これまで白だったので、雰囲気がかなり変わりました。
「黒にはすべての色がある」と聞いたことがあります。
街で通りすがりに流れていたラジオか何かだったので、
聞こえたのはそこだけたったのですが、いまでも耳に残っています。
「光をいちばん吸収する色だから」ということなのかな?
今回の壁でも、明かりをつけると、
ランプ類のゴールドがグラファイトに響く様子が何ともきれいで。
色というかインテリアについて、改めて学ぶ機会にもなりました。
黒で引っ張りますが、、、
クレヨンを全色使って画用紙いっぱいに虹を描いて、上から黒でもって塗りつぶして、
そうやって出来た〝キャンバス〟に釘で絵を描く。
すると色鮮やかな線画が出来上がる。
それが見たくて、幼少の頃いつもいつもやっていたのを思い出しました。
面白いもので、黒以外の色で塗りつぶしても同じような感動は得られなかったんですよね。
余談でしたが、、
そんなわけでカウンターは、自分の基地みたいな空間にもなったのでした(笑)
キャビネットは19世紀の東欧製。
随分前の買い付けの品なのですが、Kioの子として使っており、
かつてはカウンターブースのいちばん奥にいたのを
皆さまの目に留まるところまでやって来て貰いました。
これまではさっと取り出したいもの・・梱包やお磨きの道具の収納優先で、
ロッカーが並んだストレージみたいな風景になっていて、
それはそれで面白くもあったのですが、
やっと納得のいくしつらえになりました。
買い付けで訪れるディーラーが、
こういった大型のアンティークキャビネをカウンターの中で使っていて、
よくそこでスツールに腰かけてサンドイッチを食べたりしてて、
「なんかいい景色だなあ」と思っていました。
さすがにお客さまがみえたら撤収してしまいそうですが(笑)、
コーヒーのマグくらい載っているの、良さそう。。。
他の改装したところのことも書こうと思っていたのですが、
カウンターブースで思った以上に長くなりましたので、
また次回にすることにします。。
そして末になりましたが、
皆さまにもっと楽しんでいただける店づくりに励んでゆきますので、
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
本年もありがとうございました!
今日は暖かさが少し戻り、年の瀬らしい一日でした。
Kioは昨日が仕事納めでした。
今年も大変お世話になり本当にありがとうございました。
買い付けがままならず
少ない品揃えとなりましたが、
それにも関わらず
店頭・ウェブサイトともに沢山のご来店をいただきましたこと、
有難くて嬉しい気持ちでいっぱいです。
初来店の方に
「多いときはこの五倍くらいの商品量があるんですよ」と言うと
「いっぱいあると思ったのに、もっとあったんですか!?」とても驚かれます。
そんな反応に
「ああ、まだ大丈夫だ」と安心しながらの日々でした。
そして初めてのお客さま・常連のお客さま、共通の声が、
「見やすくていいですね」
「お部屋みたいで心地いいです」
Kioを立ち上げてから聞こえることのなかった声。
(なにしろ商品量が多くて、倉庫のような店内で長年やってきたので。。。)
この声に励まされ、
ものが無いなら無いなりに・・・!と思った結果、
店内外とも、長いあいだ青写真で描いていたことを随分とカタチに出来た一年でもありました。
商品もメンテが必要なものばかりですが、まだあるんです。
出てくるというか?見つかったというか??、なんか不思議なんですけれども(笑)
買い付けはすべての規制が解除されたらすぐに行きますので、
それまではメンテナンスを続けて、店を作って、
店と連動させたいと思っていてそれにはもっと造作が必要な
二階の住まいも敷地のあれやこれやも作って、
この今の時間を活かそう!
ものすごく息巻いているかというと、そんなことはないのですが、
陸上選手の冬のトレーニングのように、今のうちに強くなっておけるといいなという心境です。
(例えがあれですが、、
中学時代の陸上部のコーチが冬になるたび
「いいか、冬の練習次第だぞ!!」って言ってたのを思い出したので、、、)
今年は1月12日(木)までと、いつもよりも長いお休みをいただきます。
主だったところでは、店内の壁を半分ほど塗り替えたり、
カウンターブースをてこ入れします。
二階も、途中になっている一室を完成させる予定。
また画像をあげますので、お楽しみにしていただけたら嬉しいです。
それでは皆さま、
どうぞ良いお年をお迎えください!