ホーム>Diary

Diary

新年の風景

たいへん遅ればせながら、、、

あけましておめでとうございます。

 

 

 

201911418155.jpg

 

 

寒さ厳しい頃ですが、

でもそんななかに暖かさを感じる日もあったりして、

この冬はまだ過ごしやすいですね。

 

白山町は風どころでもあるのですが

そういえば例年のような強い風もほとんど吹きません。

 

これが吹き荒れると外には出ていられないので

風が大人しいのは助かるのですが、

青山高原の風車たちが、なんとなく手持ちぶさたに見えます。

 

 

12月はとても忙しかったので

水やり以外に、外のことがまったく出来ませんでした。

 

新しい花の苗を植えたり、

ほころび始めた椿や梅の花の様子を見に行ったり、

樹木の枯れてしまった枝の部分をはらったり・・・・

 

そんなことをやっていると

身体が温まってもきて、気持ちがいいです。

 

 

 

 

お正月休み中は、店内に壁を作りました。

 

 

 

 

 

「壁が欲しいね」と、常々夫と話していて、

アンティークの扉を二枚繋いで間仕切りを作ってみたりしていたのですが、

厚みや天井までの高さがないと、家具たちに負けてしまい

その存在感たるやゼロでした。。

 

それでけっきょくまた「壁が欲しいね」の繰り返しで。。。

 

そこで今回、まとまった休みを利用して、本格的な壁を造作。

 

仕上げは、名古屋時代からずっとやりたかった板壁に。

 

コテージの雰囲気がさらに出たこともですし、

HPの商品撮りの場所が増えたので嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

良い仕入れをおこなうということがもちろん先頭ですが、

「しっかりと仕上げる」ということを念頭に置きながら

昨年以上に楽しい店づくりをしていきたいと思っていますので

今年もKioをよろしくお願いいたします!

 

 

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

年の瀬になると、いつもベートーベンのピアノ交響曲を聴きます。

 

 

曲を聴いていると、

光で出来た大きなトンネルのようなもののイメージがわいてきます。

 

そして次第にトンネルの先で輝くもっと眩しい光が見えてくるような感じがしてきて、

それが新しい年を予感させてくれるんです。

 

その感じがきっと好きなんでしょうね(笑)、

自然と思い出し、「そうだった!そうだった!」と、

キャビネットからアルバムを取り出して流しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

Kioは今日が仕事納めでした。

 

反省点もいっぱいあるけれど、

たくさんのお客さまに喜んでいただけたように思う。

 

こんなふうに思えて、

そしてベートーベンのアルバムを穏やかに聴きながら仕事納めが出来ること、

有り難い気持でいっぱいです。

 

 

皆さま、

今年も本当にありがとうございました。

 

 

光のイメージを形に変えていけるように邁進していきますので

来年もKioをよろしくお願いいたします!

 

 

 

どうぞ良いお年をお迎えください!

 

 

20181229183838.JPG

 

アリゾナへ続く一本道。
年が明けてしばらくすると、またこの道を通って買い付けです。

 

 

 

『まいにちが薔薇色のお茶会』

2018122218207.jpg

 

 

部屋づくりについてあれこれと考えを巡らせるなかで、

いつも面白いなあと思うことがあります。

 

 

たとえば「椅子を買う」という同じ行為でも、

座るものが欲しかったひとにとっては、それで完結してしまうかもしれないことであっても、

 

ひとつの椅子と出会ったことでイメージが喚起され

部屋をどんどん作り上げていくひとにとっては

それは“始まり”だからです。

 

もちろんどちらが正しいとか思っているわけではなくて、

行為は同じなのに、「結果と原因」というところで違っているのが面白いと思うのです。

 

 

 

今日はある冊子のご紹介です。

 

タイトルは『まいにちが薔薇色のお茶会』

 

これから一人暮らしをはじめる女の子が

ある小さなお店で偶然出会った一枚の絵がきっかけで

自分の“好き”に気づき、

素敵な部屋を作り上げるまでを描いた一冊。

 

 

画家の児玉恵理子さんと、

手作り作家の佐伯美穂さん(Kioの古くからのお客さまでもあります)の共著で、

絵と言葉による物語仕立てとなっています。

 

 

「主人公のお部屋づくりを通して

自分らしく生きることとは何かを考える一冊」

だと二人は語っています。

 

そんなテーマを背景に、

 

描写も色彩も素晴らしく、幸せな気分にさせてくれる絵の数々

(小さな冊子の中に「こんなにも!」と思えるほどの素敵なインテリアのコマがあります!)、

 

ロマンチックで、浮き浮きさせられるのだけれど、

忘れてかけていたものをときに思い起こさせてくれる言葉、

 

これらぜんぶがひとつのハーモニーを奏で、

冊子はどこにもないようなものとなっています。

 

 

 

 

‐自分らしく生きること-

 

 

美穂さんは言います、

「この主人公は、私や恵理子さんでもあり、本を手にしてくださるすべての誰かでもあります」と。

 

 

主人公の女の子はびっくりするくらいの部屋を作りますが、

自分の“好き”を知っていくことで

そういったことが「大丈夫。出来るんだよ」と、

本は優しく背中を押してくれます。

 

 

 

物語の途中で登場するお部屋は

女の子のイメージの世界でのお部屋なので、ぜんぶ違っていて、

ここもこの本の醍醐味。

(はじめて手に取ったとき、よくここまで・・・・と、思わずにはいられませんでした)

 

絵と言葉による表現は、

写真で見るお部屋とはまったく違った味わいがあり、

すでにお部屋が出来上がっているひとにも

楽しんでいただける内容です。

 

 

私も何度も読むなかで

ときに好きな部屋を眺めるだけのときもありますが、

そのたびに違う発見があって・・・・・

本当いとおしい一冊なのです。

 

 

 

『まいにちが薔薇色のお茶会』

 

ブーケ2児玉恵理子さんのウェブサイトからもお求め出来ます

http://ekakimajo.com/

 

ブーケ2佐伯美穂さんのインスタグラム

https://www.instagram.com/romantique_/

 

ブーケ2児玉恵理子さんのインスタグラム

https://www.instagram.com/ekakimajo/

 

 

師走 里山に流れるもの

20181211183456.JPG

 

 

昨日遠方よりお越しのお客さまが

白山町の景色を眺めながら

「ほんとうに里山って感じですよねえ」とおっしゃいました。

 

そして「里山って、言葉もいいですよね。人の暮らしの営みが感じられて・・・」

と、続けてそうおっしゃったんですね。

 

「ほんとにそうですね!」と、感激して私。

 

 

 

白山町。

 

来年の春がくると、越してきて四年になります。

 

関西から伊勢へつづく街道があり、古くから人びとの往来が多く、

今でもそういった多方面からの人の流れを感じます。

 

 

流れがあるので空気も動く。

 

そこがとても気に入っているのですが、

温泉以外に滞在できる商業施設も少ないし、

青山高原や雲出川の上流など自然散策できる場所はたくさんあっても

発信するのもされるのも弱いからなのか、

人はほとんど流れるばかりで(笑)、なかなか滞在にはつながりにくい。

 

そんな部分を「もったいないなあ」って思っていたのですが、

ここにきて急に、いわゆる「町おこし」の意欲をもつ地元の人達とお話しする機会が増えてきました。

 

 

面白い取り込みに着手されている方もいて、

県外からの集客もあるKioの存在も嬉しく思ってくれているようでした。

 

 

想いはあっても、自然発生的に出来てくるのを良しと思い待っていたふしがあった私たちの意識にも

それらは働きかけてくれて・・・・・

 

 

新しい流れが生まれてきたのを感じる、師走の里山です。

 

 

 

 

 

お客さまのリノベーションルーム/神戸市 H様

20181124175737.jpg

 

 

まるでアンティークショップのような・・・・・

 

広々としたフロアに

ひとつひとつ吟味して選ばれた家具が集う素敵な空間。

 

こちら、お客さまのお家です。

 

神戸のH様邸。

 

 

Kioでも何度かお買い物をしていただいたのち、

ご夫妻の「ライフスタイルと、集めてきたアンティークに合わせて」という願いをかなえるために

海岸沿いのビンテージマンションを手に入れ、

そちらを開放的な空間に大改装されました。

 

 

 

 

 

 

空間は壁を無くして。

カーテンが、ベッドとリビングの境界線になっていています。

 

リネンの色合いもあってか、

リゾートホテルのようにコージーなスペースです!

 

 

「ナイトテーブル」と「間仕切り」を兼ねるものとして、

フィレンツェのワゴンテーブルをいちばん最近にお求めいただきました。

 

「うっとりするほど素敵」と、喜んでくださっています。

 

 

ベッドの足元では、ビューローがドレッサーに仕立てられています。

鏡はKioからのもの。

 

カーテンの縁取りや、ペンダントランプの螺旋と

鏡のフレームの線が共鳴していて、

眺めていると心地よくなってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海が見晴らせる窓辺には

ロケーションにぴったりな“宝物”たちがデコレーションされています。

 

海外のお部屋みたいな雰囲気!

 

フロアランプはKioより。

色々なカラーをまとったプランターポットや、

デコレーションされたものたちの雰囲気というかストーリー性のようなものに、

珊瑚色のシェードが良く似合っているように思います。

 

 

 

 

 

 

 

Kioからのキャビネット。

 

アートショップのようなデコレーションがされていました。

とてもきれいです。

 

登場してくれた猫ちゃんたちも、ありがとう!

(お写真はすべて、奥さまがお送りくださいました)

 

 

 

 

 

 

夜の様子。

 

ヘリンボーンの美しい床がランプでいっそう映えています。

 

ビクトリアンチェア、Kioより。

 

夜の神戸の海をのぞみながら

ここで過ごされることもあるのかな。

 

ずっと寛げそう・・・・・

 

 

 

H邸は、現在「スーモ」から発売中の『関西の街 みんなのリフォーム』に掲載されています。

 

記事を読んでいたら

「空間、家具、インテリアがトータルコーディネートされて

ずっと憧れていた暮らしが実現した」

そういったようなことが書かれていました。

 

そんな生活の一部にKioからの家具もなってくれて良かった。

ほんとうに嬉しいです。

 

 

 

以上、いただいたお写真をもとにH様邸のお届けでした。

 

 

Hご夫妻、どうもありがとうございました!

 

 

入荷後の店内にて

20181117183959.JPG

 

 

いつも入荷後には

店頭・HPあわせて沢山の方にご来店いただきまして

ありがとうございます。

 

 

前にも同じようなことを書いたかもしれませんが

(最近こんなフレーズが増えましたね。。)、

 

店内の景色も変わるし、

色んなお客さまに会って刺激をいただくからなのか、

ここに居ながらにして旅をしているような・・・・

そんな感覚に入荷後はいつもなります。

 

 

 

 

入り口はいってすぐのところ

 

 

 

今回の入荷で、店内を見回して思ったのは、

「背の高い家具がずいぶんと増えたなあ」ということ。

 

なんだか森みたい(笑)

 

森みたいで、自分自身なかなか楽しいですし、

お客さまも楽しいと言ってくださり、滞在時間も延びました。

 

 

しかし、同時に足りないものも見えてきます。

 

なんだろう・・・

 

大きな家具が“木”で、

ランプの明かりが森に差し込む“光”だとすると、

 

“小さな虫や動植物・・・・・”

Kioの森には、まだまだ多様性が足りていないような気がする。

 

(それでも過去を振り返ると、良いように変わってきてるなあと自負しているのですが。。笑)

 

 

 

今後の買い付けへ向けてさっそくの課題でもありますし、

バックヤードに在庫しているものも、

たとえばそれがあきらかにペイントの具合が原因であると分かるものは

リペイントしていくなどして(さっそくやっています!)(*HPへの掲載のない商品です)、

豊かな空間づくりや、品揃えをしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

コテージルーム。

いつもベッドのアングルばかりなので、反対側を。

 

 

 

店内、クリスマスの雰囲気はまだ扉を開けて正面の壁のところだけなので、

週明けからクリスマスムードを出していきたいと思っています。

 

 

白山町は木々も色づいてきれいですし、

皆さまのご来店をお待ちしております!

 

 

アンティークたち、明日からお披露目です

2018111023735.JPG

 

 

HPトップページでのご案内だけで、

ブログのほうがお披露目前日になってしまいましたが、

 

コンテナは水曜日に荷受けすることが出来、

明日(19日日曜日)からお披露目の運びとなりました。

 

 

 

 

 

荷下ろしを終えて。

 

空っぽのコンテナの扉を閉めようとしたとき、

干からびたコーヒー豆がいくつか扉の内側に張り付いているのを発見。

 

コンテナ、

色んなモノを載せて、色んな国を旅しているんだね。

 

トレーラーの運転手さんも、コーヒー豆を摘まんで、

「おおぅ、お前、こんなのも運んだんか~」と。

 

「しかしお前、ちょっと汚いぞ。お客さんに見て貰うモノを運んどるんだからな。ええか」

続けてそんなことを。

 

コンテナって世界中にどれくらいあるんだろう。

もう無数ですよね。

だから運転手さんにとってもコンテナは、一期一会。

それでもそんな物言わぬ“相棒”にきっと毎回声を掛けてあげてるんだろうなあ。

 

 

帰り道も、中身は空なのに信じられないくらいゆっくり走行で。

 

荷下ろしのお手伝いに来てくれたSさんも

「ちゃんと今日じゅうに名古屋まで帰れるのかなあ?」と、心配げ(笑)

 

きっと行きも、中身をいたわりながらゆっくり来てくれたんだろうな。

 

ありがとうございました。

 

お陰でアンティークたち、無事でした!

 

 

 

 

 

 

店づくりが終わり、

HPへの商品アップも楽しみです。

 

 

実は壁も、ついに本番用に塗り替えたんです。

 

コテで何層にも塗り重ねて下地から仕上げたので、

質感が面白くなりました。

 

アンティークも映えると思うので、

HPもぜひ覗いてみてください。

 

 

 

店頭ならびにウェブショップにて、

皆さまのご来店をお待ちしております!

 

 

買い付けフォトギャラリーと、お知らせ

2018113183824.JPG

 

まずはお知らせから。

 

 

買い付けのコンテナですが、

珍しく入港に遅れが出てしまい、

お披露目が予定より少しだけ先に延びました。

 

 

7日・水曜日に荷受け
10日・土曜日まで開梱&ディスプレイ作業で臨時休業
11日・日曜日からのお披露目

 

 

まだ通関が終わっていないので

予期せぬ変更もあるかもしれませんが、

上記の予定となります。

 

店頭やメールなどで「おそらく9日からお披露目出来ると思います」と

お伝えしていましたが、

遅れてしまいますこと、お詫びいたします・・・

 

またはっきり決まりましたら

HPトップページやこちらでご案内していきますので

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

冒頭の画像も買い付け商品のひとつ。

 

40号くらいあり、かなりの大作です。

 

花の油絵、これまでも何枚か買い付けてきましたが、

ここまでのサイズは初めてなので、

再会がとても楽しみ。

 

以前、お客さまのお家で、こういった花の静物画を見せていただいたことがあるのですが、

それはほんとにうっとりするほど素敵な絵で、

それで私がそんな感想を伝えると、

お客さまは「なんだか花がこぼれてくるようでしょう」と、おっしゃったんですね。

 

その“こぼれてくるよう”という表現を聞いて、

私の審美眼は一気に更新され(笑)、

以来、そう感じられるものだけを買い付けてくるようになりました。

 

この絵に描かれている花たちも、

なんだか手のひらに包むことが出来るようで・・・・・

 

どんな方とのご縁になるのかも楽しみです。

(あ・・、そんなことを言ったら、ぜんぶがそうですね・笑)

 

 

 

そしてフォトギャラリーを少しだけ。

 

 

 

サンセット大通り。

映画『サンセット大通り』の舞台は、もっと西に行った高級住宅街。

こちらは東側。サブカルチャーの町です。

 

 

 

 

 

いつも教会に入っていくときのような気持ちにさせられる、

ディーラーのウエアハウスの入り口。

 

 

 

 

 

大きなモール。

1940年代頃に出来た古い建物。

 

アンティークディーラーの他にインテリアショップも入居しているので、

キャンドルやグリーティングカードなども調達出来ます。

 

 

 

 

 

そして運送会社さんの倉庫に集まるKioのビンテージ&アンティーク。

 

買い付けに専念出来るのも、

スタッフの皆さんがどんどんと梱包を進めていってくれるからこそ。

 

ひとりで動いているわけですが、

行く先々で色々なひと達の助けがなければこんなことは到底出来ないので、

感謝しかありません。

 

(そういえば花の絵も、通りがかりのひとが駆けつけてくれ、

ディーラーのおばあちゃんと三人で車まで運んで積み込んだのでした)

 

 

遅れたコンテナですが、

週が明けてからの通関だと聞いているので、

名古屋港にはもう入ってるんじゃないかな。

 

 

コンテナの中身、ひとつひとつが個性的なモノになっていますので、

今回もご注目いただけたら嬉しいです!

 

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『ビクトリアンなもの達との出会い』

20181029173022.JPG

 

主な買い付け先のひとつに、アンティークモールがあります。

 

モールの規模は大なり小なりですが、

どこもブースで区切られていて、

ブースごとにオーナーがいます。

 

やはりオーナーのカラーが出るもので、

「ここ、すごく好き!」と思えるブースからは何点か買い付けが出来たりしますし、

 

たとえばですが、モノが3つしか見つからなかったモールがあったとして、

その3つは、ぜんぶひとつのブースからの出物・・・

なんてことも、ときにあります。

 

 

 

今回、数年ぶりに訪れたモールがありました。

 

ブースもけっこう入れ替わっていたのですが、

その中にウエスタン&ビクトリアンのモノを集めたブースが出来ていたんです。

 

 

 

↑こんな手工芸の技が光るチャイルドチェア発見。

Kioの子になりました!

 

 

↑あと、こんなガラス棚も買い付け。

 

 

今年になってからくらいかな・・

「アンティークのレースってやっぱりいいなあ」ってしみじみ思うようになり、

まだスポット的な感じなのですが、

Kioでも扱うようになりました。

 

レースの似合うシチュエーションについてもよくイメージするようになったのですが、

いつもまず頭に浮かんでくるのが、

“アンティークレース×ビクトリアンな香り漂うウエスタン家具”という組み合わせなんですね。

 

「素朴さのなかに、ロマンチックで香りづけした風景」みたいなイメージ・・・・。

 

 

そんなことを思い描くようになった中での

スペシャルなウエスタン&ビクトリアン家具との出会いだったので

ちょっと興奮でした。

 

 

 

 

ウォッシュキャビネットを買い付けるにあたっては、

このブースの中に陳列されていたレースやらカップ&ソーサーやらを使って、

雰囲気のチェック。。

 

そんなことをやっていると、

モールスタッフから「あなた、映画スタジオで働いているの?」と聞かれました(笑)

 

ハリウッドからずいぶん離れた田舎町に

ぽつんと一軒だけあるアンティークモールなのですが、

こんなところにも映画スタジオのひとが来てるってことなんだあ。

 

 

 

↑こちらも欲しかったのですが、中のダメージが大きかったので、見送りに。

 

 

 

そしてこの翌日になるのですが、

午後遅くになるまで集まりの悪い日、

最後に行ったアンティークモールで出てきてくれたのが

こんなビクトリアンな雰囲気をたたえるソファでした。

 

 

 

 

張地がどこかシノワズリーな感じがするからなのかな・・、

スタイルはフレンチですが、ビクトリアンな雰囲気のする作品です。

 

レースをイメージしながら集めた前日の家具たちですが、

このソファと合わせると、すごく印象的なビクトリアンスタイルになりそう・・・!

 

 

それもだけれど、

「これは!」と思えるようなソファが今回まだ皆無だったなかでの出物だったので、

この目が覚めるように素敵なソファが視界に飛び込んできたときは

感激のあまり絶句でした。

 

 

自分でも可笑しいのですが、

買い付けの現場で

素敵なモノが一箇所でいくらでも見つかる状況と、

そうではなく、何軒も何軒もまわらないと見つからない状況、

どちらかを選ぶとなったら、

後者です(笑)

 

 

これからも目が覚めるような、言葉も出なくなるようなモノとの出会いに期待して、

楽しみながら買い付けを続けていきたいです。

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『フレンチドレッサーとマダム』

今回、フレンチスタイルのドレッサーが見つかりました。

 

 

2018102018211.JPG

 

 

これを買い付けたのは、

二回ほど買い付け紀行に記事を書いたがありますが、

喜びをしかめっ面で表現する(笑)ディーラーのマダム。

 

何度か通っているうちに

Kioのテイストもすっかり分かってくれるようになりました。

 

ディーラーとの付き合いが増えて助かるのは、やはりこういった理解が得られること。

 

 

ドレッサーを見つけて、はっと立ち止まる私にすぐ気づいたみたいで、

奥の方(マダムのウエアハウスはかなり広いのです)から、だだだーっと飛んできて、

 

「これ、まさにあなたの好みでしょう!!」と、

ドレッサーの天板をしかめっ面で二度ほど叩いて言います。

 

はたから見るとすごい怒ってるみたいですが、、

「まだおととい入ってきたばかりなのよ!あなたが今日来てくれて良かったわ!」って、

マダムは本当に喜んでくれいるのです。

たしかにちょっと変わってますが。。。

 

 

他にも面白いというか、助かったことがありました。

 

マダムのところにはウエアハウスの一角を間借りしている中国人男性がいるのですが、

たくさん入荷があったのか、今回盛んに絨毯をすすめてきてくれたんですね。

 

素晴らしいものばかりだったのですが、

どれも色味が好きになれませんでした。

 

「じゃあ、これなら好きかな・・・」と、

新たに、奥の方から引っ張り出そうとしています。

 

なかなかの商売熱心な彼。

 

長引いてしまうのでは・・と危惧していると、

「ノー!それも彼女は好きじゃないわ。 

とにかく色々見せてくれてありがとう、ハン」と、

マダムは強制終了に出たのです。。

 

ハンのブースを出ると、

「ぜんぶ見ても、あそこにはあなたのテイストの絨毯は無かった」

そうきっぱりとマダム。

 

Kioのテイストではなくても、いい物だから見ていると純粋に楽しい、

でも時間も気にしなければならない、

そんなせめぎ合いの中で、マダムの助け舟はやはり有り難かったです。

 

 

 

しかしハンからはこんなフロアランプを買い付けました。

 

 

あとマダムからこんなチェストも。

 

 

ハンドペイントがほどこされた、古い古いフロレンタイン。

 

高価なもので、Kioにとってはチャレンジですが、

前にも同じようなことを書いたような気がしますが、

一回の買い付けで、思い切ったことをひとつでもすると、

壁もひとつ越えられたような気持ちになれます。

 

 

マダムと別れ、

40分ほど離れた次の町に移動。

 

「Kioらしくて、Kioのお客さまも好きそうな、

いいモノが買い付けられた!」

 

するとエンジェルススタジアムも見えてきて、

なんだか嬉しさ最高潮でした。

 

 

 

 

 

おまけ。

 

次の町。

 

 

 

 

 

景色はいかにもアメリカな感じですが、

アンティークの買い付けをしていると、

クラシックへの愛着も深いことが感じられます。

(この町に限らずですが)